こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、肩こりを根本改善する施術を行っています。
上を向いたときに背中の真ん中や肩甲骨の間が痛んだり、首の付け根から背中にかけて詰まるような感覚が出たりすることはありませんか?
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただいております。
特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用後に症状が強くなる場合は、姿勢の乱れや首・背中の筋肉の緊張、胸椎の動きの悪さなどが関係している可能性があります。
また、頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症などが関係するケースもあるため、症状によっては医療機関での確認が必要です。
今回は、上を向くと背中が痛くなる主な原因や対処法、病院を受診した方がよい症状、整体が効果的な理由について解説します。
上を向く動作で背中の痛みや違和感にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
上を向くと背中が痛い人に多い症状の特徴
上を向くと背中が痛い人に多い症状の特徴としてあげると下記の4つがあります。
- 背中の真ん中や肩甲骨の間が痛む
- 首の付け根から背中にかけて痛む
- 上を向くと背中が詰まる感じがする
- デスクワーク後に症状が出やすい
背中の真ん中や肩甲骨の間が痛む
猫背の姿勢自体が背中や肩甲骨周りの筋肉に負担をかけ、緊張やコリ、痛みを生じさせますが、猫背や前かがみの悪い姿勢は、常にお腹を圧迫し、胃を押し上げて胃酸の逆流を招き背中の真ん中や肩甲骨の間が痛む事があります。
私たちの体の中では、食道が受けた刺激を伝える神経と、背中の皮膚の感覚を伝える神経が、背骨の中にある脊髄という場所で合流し、同じ道をたどって脳へと向かいます。
胃酸が逆流して食道の粘膜に炎症が起きると、その「痛い!」というSOS信号が神経を伝わって脳に届きます。
このとき、同じ通り道を使っている背中からの情報と脳が混同してしまい、背中が痛いと認識してしまうことがあります。
これは、関連痛(かんれんつう)と呼ばれる現象です。
関連痛とは、痛みの原因がある場所とは違う部分が痛むように感じてしまう現象の事をいいます。
この食道の炎症と背中の筋肉の緊張が重なることで背中の痛みにつながります。
首の付け根から背中にかけて痛む
首の付け根から背中にかけて痛む場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性があります。
椎間板とは、水分をたくさん含んだゼリー状の髄核(ずいかく)と、それを取り囲む線維輪(せんいりん)と呼ばれる軟骨組織の二重構造になっています。
この椎間板は背骨の骨と骨の間にありクッションの役割をして、しなやかに動き、体重を支えたりしています。
しかし、加齢や重い荷物を持つなどによって、椎間板が変形しそして椎間板の内部にある髄核が線維輪を突き破ることがあります。
これが椎間板ヘルニアです。
また、7つの骨から構成される頸椎(首の骨)をつなぐ椎間板の髄核が外に飛び出す事を頸椎椎間板ヘルニアといいます。
脊柱管狭窄症とは、背骨の中心に位置する神経の通り道である脊柱管が狭窄(きょうさく=狭くなる)することにより神経が圧迫される状態を指します。
そして、脊柱管が首の部分で狭くなる病気のことを「頸部脊柱管狭窄症」と言います。
脊柱管狭窄症は、頚椎(首の骨)か、腰椎(腰の骨)に発症することが多いです。
腰部とは障害を受ける神経の部位が違うため症状が異なります。
手や肩、首まわりと、主に上半身が多いです。
上を向くと背中が詰まる感じがする
上を向く(首を後ろに反らす)とき、本来は首(頚椎)だけでなく胸椎も一緒に後ろに反ることで動きが分散されます。
しかし、胸椎が硬いと、首(頸椎)だけに負担が集中し、痛みや詰まり感が生じやすくなります。
また、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)や多裂筋(たれつきん)僧帽筋(そうぼうきん)菱形筋(りょうけいきん)などの筋肉が過緊張を起こし血流が滞ると「詰まる感じ」や「ぎゅっと縮む」ように感じる事があります。
デスクワーク後に症状が出やすい
デスクワーク後に症状が出やすい場合、ストレートネックの状態が影響していることがあります。
ストレートネック自体は病名ではなくレントゲンによる画像で、本来は前方にカーブしている首の骨(頸椎)の並びですが、そのカーブが消失し、真っ直ぐな状態になっていることを指します。
この首のカーブは、バネの様なクッションの働きをすることで、平均的に5~6キロある重い頭を支え、歩いたり走ったりジャンプしたりする際などの頭部への衝撃を和らげてくれます。
このように首の湾曲は、外部からの衝撃を吸収する上で非常に重要な役割を担っています。
しかし、ストレートネックの状態は、このバネが機能しないため、首や肩の筋肉が常に緊張した状態になり、首や肩の凝り、シビレだけでなく、自律神経の乱れが起こり、様々な不快な症状を引き起こす原因となります。
上を向くと背中が痛くなる主な原因
上を向くと背中が痛くなる主な原因として下記の5つがあります。
これらの要因が単一的もしくは、複合的に作用することで、上を向くと背中が痛くなるという症状を起こします。
- 悪い姿勢
- 筋肉の過緊張
- 胸椎の動きが悪くなっている
- 自律神経の乱れ
- 頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症などの疾患
悪い姿勢
上を向くと背中が痛くなる悪い姿勢は、巻き肩、猫背、ストレートネック、反り腰などがあります。
巻き肩
猫背に伴う「巻き肩」や「頭が前に出た姿勢」のせいで、肩甲骨の動きが制限され、上を向いた際、背中の中央付近に圧迫感が出やすくなります。
また、巻き肩は、呼吸にも影響を与えます。
深い呼吸をするためには、肺を膨らませるため、胸を開くような柔軟性が必要です。
しかし、巻き肩になると胸を開きにくくなります。
結果として、深い呼吸がしにくくなる場合があります。
呼吸が浅い状態が続くということは、自律神経の乱れから頭痛、不眠など様々な不調につながっていきます。
猫背
猫背は、常に背中の筋肉(脊柱起立筋や僧帽筋など)が引っ張られて緊張している状態です。
本来、上を向くときは「首」だけでなく「背中(胸椎)」も一緒に後ろへ反る必要があります。
しかし、猫背の人は背骨が丸まったまま固まっているため、関節がスムーズに動かず詰まり感を感じる事があります。
猫背と巻き肩は同時に起こっている事が多いので、呼吸の浅さも関係し自律神経が乱れ頭痛、不眠など様々な不調につながっていきます。
ストレートネック
レントゲンの画像をみると首の骨が真っ直ぐに見えるので骨や関節に原因があるのでは?と思われるかもしれません。
ストレートネックの原因としていくつかありますが、主な原因としては、姿勢の悪さが原因となります。
例えば、うつむき姿勢やデスクワークでパソコン画面をみるとき、背中を丸め顎(アゴ)を突き出した姿勢は首から背中まで真っすぐな状態になっています。
もちろん、これは一時的なものなので、正しい姿勢に戻せば自然なカーブに戻り真っすぐな状態になりません。
しかし、ストレートネックになる悪い姿勢を毎日、もしくは長期間続けていくと、筋肉と筋膜の影響で首がまっすぐなまま固定化され、姿勢を戻しても背骨のカーブが真っすぐなまま戻らなくなってしまいます。
これがストレートネックになる大きな原因です。
人間の頭の重さは平均的に5~6キロあり、その重さを首が支えるのですが、うつむく角度によって筋肉への負担は変わり、30度傾けると約3倍、45度傾けると約4倍になるという研究結果もでていますので、普段の姿勢で
首に大きな負担をかけており、上を向くと背中が痛む症状に繋がります。
反り腰
反り腰の姿勢は、脊柱起立筋などの背中側の筋肉が常に緊張状態にあります。
脊柱起立筋は、頭の後ろから背骨に沿って骨盤まで走る大きな筋肉群です。上を向くときは、この筋肉がギュッと「縮む」ことで上半身を後ろに反らせます。
しかし、デスクワークやスマホの操作で、背中の筋肉は常に「引き伸ばされた状態」で固まってしまいます。
引き伸ばされて固くなった筋肉は、上を向こうとしてもそれ以上縮むことができないため、上を向くと背中が痛くなる症状に繋がります。
また、脊柱起立筋が過緊張すると、息を十分に吐き切れない状態にもなります。
そうなると呼吸が浅くなり、自律神経の乱れによる不調に繋がりやすくなります。
筋肉の過緊張
上を向くと背中が痛くなる症状に関係する主な筋肉として下記の4つの筋肉があります。
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
脊柱起立筋は、背骨の両脇を縦に走る、姿勢を維持するための筋肉です。
多裂筋の過緊張などの影響を受け、背骨(胸椎)が硬くなると、脊柱起立筋も過剰に緊張し、体を後ろに反らす動きを制限してしまいます。
また、交感神経幹は脊椎の両側に沿って縦走しており、脊柱起立筋のすぐ近くを通るため、相互に影響し合います。
交感神経が優位(緊張)になると脊柱起立筋が硬く収縮し、逆に脊柱起立筋の凝りや硬さが交感神経の過剰な働きを誘発する悪循環が起こります。
僧帽筋(そうぼうきん)
僧帽筋は、首の付け根から、肩、背中の中心までを広く覆い、表層にある大きな筋肉です。
主に、首や肩甲骨を大きく動かす、首を後ろに倒す(上を向く)動作の主働筋となります。
猫背で常に引っ張られて硬くなると、上を向く際の上半身の動きを邪魔します。
菱形筋(りょうけいきん)
菱形筋は、僧帽筋の「すぐ下(奥)」にあり、背骨と肩甲骨の内側をがっちり結ぶひし形の筋肉です。
主に肩甲骨を背骨側に引き寄せる(胸を張る)役割を持ち、姿勢の維持を支えています。
この筋肉が硬くなると、上を向いたときに強い詰まり感やこわばりを感じさせます。
多裂筋(たれつきん)
多裂筋は、背骨の深層にあるインナーマッスルで、首から腰まで背骨全体を細かくつなぎ、姿勢の安定や背骨を後ろにそらす(後屈)動きを支える重要な筋肉です。
この、背骨の深層にある多裂筋が機能不全や過緊張する事で、外側にある脊柱起立筋などのアウターマッスルが代わりに背骨を支えようとして過緊張を起こします。
この筋肉の過緊張が、上を向いたときの強い張りや詰まりの原因にもなります。
胸椎の動きが悪くなっている
胸椎が硬くなって十分に反らないと、首を後ろに倒したときにその分の負担が首の付け根(下位頚椎)へ集中し痛みや詰まり感を感じます。
上を向く際、本来は首の動きだけでなく、背中全体で分散すべき動きが、胸椎の動きが悪くなると、首だけで補うため、反らせたときに痛みや詰まり感、違和感が起きやすくなります。
また、猫背などで胸椎が丸まったままだと、上を向こうとしたときに首の筋肉や関節へ過度なストレスがかかり、スムーズに動かなくなります。
首をスムーズに反らして負担を減らすには、首だけでなく胸椎の柔軟性を保つことが大切です。
自律神経の乱れ
自律神経には、昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。
背骨周辺は自律神経のひとつである、交感神経幹と呼ばれる神経の束が通っていますので、交感神経優位に傾いてしまうと、背中の凝りや痛みだけでなく、しびれ、不安感、胃の不快感、イライラしやすいなど様々な不快な症状が出てきます。
また、交感神経優位の状態だと呼吸がしにくい状態、呼吸が浅い状態にもなります。
深呼吸をしてみると、肋骨がふくらんだり縮んだりするのがわかると思いますが、深呼吸することで、自然と胸と背中の筋肉に柔軟運動をさせています。
逆に、呼吸が浅い方は、肋骨の動きが小さく背中が硬くなり、神経も過敏になっていきます。
そうなると更に背中の凝りが強くなっていき上を向くと背中が痛くなる症状にも繋がります。
頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症などの疾患
頸椎椎間板ヘルニア
椎間板とは、水分をたくさん含んだゼリー状の髄核(ずいかく)と、それを取り囲む線維輪(せんいりん)と呼ばれる軟骨組織の二重構造になっています。
この椎間板は背骨の骨と骨の間にありクッションの役割をして、しなやかに動き、体重を支えたりしています。
しかし、加齢や重い荷物を持つなどによって、椎間板が変形しそして椎間板の内部にある髄核が線維輪を突き破ることがあります。
これが椎間板ヘルニアです。
また、7つの骨から構成される頸椎(首の骨)をつなぐ椎間板の髄核が外に飛び出す事を頸椎椎間板ヘルニアといいます。
この頸椎椎間板ヘルニアの症状を解りやすくするために3段階で症状をお伝えしたいと思います。
頸椎椎間板ヘルニアの初期症状
初期段階では、首もしくは肩、背中などに違和感や鈍痛を覚えるところから始まります。
この段階で適切な施術を受けると、一週間程度で症状は改善していきます。
頸椎椎間板ヘルニアの中期症状
中期の段階では、首や肩などの違和感や鈍痛からはっきりとした痛みに変わったり、手や腕などのしびれを感じるようになります。
中期の段階でも、適切な施術を受けることで一週間から二週間程で症状は改善される方が多いです。一週間かからない方もいらっしゃいます。
頸椎椎間板ヘルニアの後期症状
後期の段階は排尿の障害、頻尿、残尿感、失禁などの麻痺症状が出ます。
このような症状が出ている場合は、手術適応となる場合もあり、手技療法の範疇ではありません。
しかし、この状態になるのは、ヘルニア全体の2%以下にあたるとされていますので、非常に少ないケースではあります。
頸部脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは、背骨の中心に位置する神経の通り道である脊柱管が狭窄(きょうさく=狭くなる)することにより神経が圧迫される状態を指します。
そして、脊柱管が首の部分で狭くなる病気のことを「頸部脊柱管狭窄症」と言います。
脊柱管狭窄症は、頚椎(首の骨)か、腰椎(腰の骨)に発症することが多いです。
腰部とは障害を受ける神経の部位が違うため症状が異なります。
手や肩、首まわりと、主に上半身が多いです。
この頸部脊柱管狭窄症の症状を解りやすくするために3段階で症状をお伝えしたいと思います。
頸部脊柱管狭窄症の初期症状
神経症状の手などの痺れは初めのうちはありませんが、首や肩、肩甲骨回りなどの強いコリや痛みを感じることが多いです。
首を動かすと痛みが強くなる場合があります。
特に、首を反らす動きで痛みが強くなることが多いです。
この状態は、頸部脊柱管狭窄症はまだ発症していないことが多く、放置すれば発症する恐れがあります。
この段階で適切な施術を行っていくと重症化しません。
頸部脊柱管狭窄症の中期症状
神経症状が現れます。
頸部の脊柱管が狭くなってきたりすると様々な神経症状が現れます。
肩から手にかけて痺れがでたり、握力の低下などの症状が出始めます。
この神経症状が現れてくると、頸部脊柱管狭窄症を発症している可能性が高くなります。
これは脊髄の枝の部分の障害によるものです。
頸部脊柱管狭窄症の後期症状
運動障害、下肢の障害が現れ、両方の手足がシビレたり動きが悪くなったりします。
頸部脊柱管狭窄症が重症化すると、日常生活に支障をきたすことがあります。
ひどくなると排尿・排便障害、肛門のしびれなどの症状が起こります。
他にも、お箸をうまく使えない、ボタンかけができないなど、手を使うことが難しくなったり、足がもつれる、階段の上り下りが難しいなど、重度の症状が現れた場合は、手術等をしなければ症状が改善しないケースが多く、手技療法の範疇ではありません。
重度の症状のほとんどは急に起こるわけではなく、少しずつ進行してくることが多いため、初期や中期の段階で予防していくことが大切です。
上を向くと背中が痛いときの対処法
上を向くと背中が痛いときの対処法として、以下の3つをご紹介いたします。
- 冷やして炎症を抑える
- 姿勢に気をつける
- 生活習慣を見直す
冷やして炎症を抑える
背中の痛みにともなって、痛みのある部分が熱を持っていると感じるときは炎症を起こしている可能性があります。
炎症がある場合は、アイスパックや保冷材などを利用し、患部を冷やした方が良いです。
姿勢に気をつける
姿勢の改善に大切なことは、体の重心の位置です。
立っているときも座っているときも、少しつま先に体重を乗せるように意識してみます。
姿勢が悪い人は、日頃から重心が後ろに傾いています。
例えば、デスクワークをする際、顎が前に出て猫背になっている姿勢は、重心が後ろに行き、骨盤も後ろに傾いている状態になっています。
デスクワークで長時間座り続けることの多い方は、椅子に深く座り、背筋を伸ばし、膝、足首が90度になるように高さを調節し、少しだけつま先に重心を置くように、日頃の姿勢に気を配ってみてください。
生活習慣を見直す
背中に痛みを感じる時は、生活の中で悪い癖や習慣が引き金になっていることがあります。
睡眠不足だったり、呼吸が浅くなっているような感じはしませんか?
背中の痛みには、自律神経の乱れが関わっている事が多く、さまざまなお体の不調が起こる可能性があります。
上を向くと背中が痛いときに病院を受診した方がよいケース
上を向くと背中が痛くなる主な原因として上げました、頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症などの疾患についてお話ししたいと思います。
例えば、医療機関に腰痛などで受診した場合、まず画像検査(レントゲン、CT、MRI)を勧められ、画像結果に基づいて治療方針を定めるという流れになりますが、腰痛や坐骨神経痛などの症状があってもレントゲンやMRI、CT検査では原因がわからないものがほとんどです。
レントゲン、CT、MRIなどの画像検査は、体の内部の構造を詳細に観察できる優れた検査方法ですが、なぜ原因不明がほとんどなのかというと、画像診断にも限界があり、骨や神経(椎間板ヘルニア・骨折・脊柱管狭窄症など)を詳細に観察できるもので、筋肉の機能的問題や筋膜、精神的ストレスなどが原因で起こる症状は写らないからです。
また、画像診断で腰椎椎間板ヘルニアもしくは腰部脊柱管狭窄症などが見つかった場合、そこが原因で腰痛や坐骨神経痛が起こっているとされますが、画像検査の研究では、腰痛や坐骨神経痛がまったくない人でも、ヘルニアや狭窄が多く見つかることが報告されています。
つまり、画像上のヘルニアや狭窄は、腰痛や坐骨神経痛の強さに比例せず本当の原因だとも言い切れないということです。
実際に脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの手術をしても、痛みやしびれが取れないケースもありますので、これが骨や神経が原因ではないことの裏返しとなります。
お困りの症状が痛みやしびれなどを主訴とする場合、当院の施術であれば改善可能です。
しかし、頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症にしても後期の症状である、排尿の障害、頻尿、残尿感、失禁などの麻痺症状、他にも、お箸をうまく使えない、ボタンかけができないなど、手を使うことが難しくなったり、足がもつれるなどの症状が出ている場合は、手術適応となる場合が多く、手技療法の範疇ではありません。
医療機関の画像所見で頸椎椎間板ヘルニアや頸部脊柱管狭窄症と診断を受け、症状を的確に改善していくには、どのような症状で悩まれているのかが重要です。
症状により手術を行なう必要が無いもの(手術しても改善されないもの)、手術を考慮しなければならないものかは、大半は区別ができ、ほとんどの場合、手術の必要性はありません。
原因はヘルニアや狭窄では無く他にある場合の方が圧倒的に多いからです。
上を向くと背中が痛い症状に整体が効果的なケース
上を向くと背中が痛い症状でお悩みの方は、やはり首の凝りだけでなく背中の凝りも強く感じている方が多いです。
背中の凝りが起こる原因は筋肉や筋膜だけでなく、他にも下記の3つがあり、どれも自律神経の乱れが深く関係しています。
- 精神的ストレス
- 睡眠不足
- 胃の不調
精神的ストレス
長時間のデスクワークや過労、職場環境やプレッシャー、人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り)が原因で、自律神経が乱れ交感神経優位の状態が続き背中の凝りが起こります。
交感神経優位の状態だと呼吸がしにくい状態、呼吸が浅い状態になります。
深呼吸をしてみると、肋骨がふくらんだり縮んだりするのがわかると思いますが、深呼吸することで、自然と胸と背中の筋肉に柔軟運動をさせています。
逆に、呼吸が浅い方は、肋骨の動きが小さく背中が硬くなり、神経も過敏になっていきます。
そうなると更に背中の凝りが強くなっていき、上を向くと背中が痛い症状を起こします。
睡眠不足
背中の筋肉は、頭、首、背中、腰を直立の姿勢を保つために、常に緊張しフル稼働している筋肉ですので、背中の筋肉は体の他の筋肉に比べて休まる暇がありません。
背中の筋肉が休まる時は、「寝た状態」でいる時です。
寝た状態でいる睡眠中は免疫活動が活発になりますので、自然治癒力が働き身体を回復させるときでもあります。
睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、身体の回復力を低下させてしまいます。
睡眠の質が悪い ⇒ 背中の凝りが取れない ⇒ ストレスが溜まる ⇒ 睡眠の質が悪くなる、といった悪循環になり、背中のこりが慢性化していき、上を向くと背中が痛い症状も起こします。
胃の不調
胃の不調(胃もたれ感、胃の張り、胃の痛み、胃の不快感、胃がヒリヒリする、食欲不振などの症状)に悩まされ、病院で検査をしても胃炎などの所見が特に何も見つからない場合、自律神経の乱れが影響している可能性が高いです。
逆流性食道炎でも背中の痛みや凝りがでます。
ある一定以上のストレスを抱えたとき、自律神経の乱れなどから、胃酸の分泌量の増加、血流量の低下、胃粘液の分泌量の低下などが進みます。
胃粘膜がダメージを受けやすくなり、また、その組織の回復も遅くなります。
胃を支配している神経は胸椎(背中)の間から出てくる神経によって支配されていますので、胃の不調が起こると、背中側の筋肉が収縮して背中の凝りが起こります。
通常、胃の調子が良くなってくれば、背中の凝りも改善してくるのですが、自律神経の乱れが関係している場合は、再発を繰り返すことがあります。
それは、胃の不調が起こる ⇒ 背中の凝りが起こる ⇒ ストレスが溜まる ⇒ 自律神経を乱す ⇒ 胃の不調が起こる、という悪循環となり慢性化し、上を向くと背中が痛い症状も起こします。
DLPFC(背外側前頭前野)の機能回復を目的とした施術
当院では、上を向くと背中が痛い症状を改善するために、脳の司令塔とも呼ばれているDLPFC(背外側前頭前野)の機能回復を目的とした施術を行う場合があります。
それが背中の凝りや痛みの高い改善率に繋がります。
DLPFC(背外側前頭前野)とは、痛みの回路を抑制し興奮を沈める司令を出し、ネガティブな感情をコントロールするところです。
いわば痛みや凝りを感じにくくさせる(鎮痛)ブレーキのような役割を担っています。
長時間のデスクワークや過労、職場環境やプレッシャー、人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り・心配)が原因で背外側前頭前野(DLPFC)機能低下すると、本来は気にならない程度の筋肉のこわばり(凝り)を「強い痛み」として感じやすくなります。
また、自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。
これにより血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉の緊張(凝り)がさらに強まるという悪循環に陥ります。
さらに、DLPFCは感情を落ち着かせる働きもあるため、機能が低下すると不安感が強くなったり、鬱のような症状も出やすくなります。
このDLPFC(背外側前頭前野)が凝りや痛みに関わる場合、いくら背中を直接治療しても改善せず繰り返します。
背中の凝りや痛みを改善していくには、凝りや痛みを改善させる施術だけでなく、脳のDLPFC(背外側前頭前野)の疲労を回復させ、痛みの制御システムを整えることが重要です。
当院では、心理学から生まれた特別な整体法を使い「脳」と「体」の両面からアプローチしDLPFC(背外側前頭前野)の疲労を回復させる生活習慣も取り入れ施術を行っていきます。
当院に一番はじめにご相談ください
慢性的な痛みには身体だけでなく「脳」とも深く関係していています。
そして、脳には痛みを抑えるためのシステムが存在します。
人がケガをしたり腰を痛めたりすると、その痛みの信号(侵害刺激)は神経を通って脳に伝わり、脳で「痛い」と感じます。
これを上行性疼痛伝達系(じょうこうせいとうつうでんたつけい)といいます。
一方で、脳から脊髄に向かって痛みを和らげる信号を送る仕組みも備わっています。
それが、脳の痛みを抑えるためのシステムで、下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつうよくせいけい)と呼ばれる仕組みです。
簡単にいえば、脳内の痛み制御システムで、脳が自ら「痛みのブレーキ」をかける回路です。
脳の中では、複数の部位がチームのように連携して、「痛みのブレーキ」をかけています。
- もう危険ではない
- 痛みを弱めてもいい
と脳が判断すると、脊髄に向けて痛みを止める信号を送ります。
この自然な鎮痛メカニズムが正しく働くと身体は楽に動けるようになり、このシステムがうまく働かないと痛みが長引くことがあります。
スポーツ選手が試合中は怪我の痛みを感じなかったが、試合後に痛み出したという話を聞いた事があるかもしれませんが、これは興奮状態や集中するといった強い感情が痛みを一時的に遮断したことによるもので、脳の下行性疼痛抑制系が痛みを抑えているためです 。
つまり、痛みは単に患部から自動的に伝わるものではなく、脳が痛みをコントロールしているということです。
腰痛などの慢性的な症状の背景には、この下行性疼痛抑制系の働きの低下が考えられます 。
慢性腰痛では、痛みという刺激が長期間続くことで神経系が過敏化し、脳から痛みを抑える信号が十分に出なくなっている可能性があります。
先ほどの「痛みのブレーキ」が故障して痛みが必要以上に長引いている状態です。
では、なぜ下行性疼痛抑制系の働きが低下するのでしょうか?
それは心理的・感情的の要因が大きく影響します。
長時間のデスクワークや過労、職場環境やプレッシャー、人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り・心配)で抑うつ状態だと、脳内でセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった物質の放出が低下し、下行性疼痛抑制系の働きに影響し、結果的に痛みを抑える力が弱まります 。
一方で、ポジティブな心理状態は、下行性疼痛抑制系の働きを強化します。
趣味や楽しい事や夢中になれることをしている時には痛みをあまり感じないという経験はありませんか?
この現象は脳内でドーパミンなど報酬系の物質が増え、下行性疼痛抑制系を活発にするためです。
慢性的な症状と心理状態は相互に影響し合い、脳の痛み抑制システムを介して痛みをコントロールしています。
人の痛みが慢性化する原因の一つに、この下行性疼痛抑制系の働きの低下(痛みのブレーキの故障)が原因となっている可能性があると理解すると、痛みは姿勢や体の歪み、筋肉の機能的問題や炎症などの問題だけが原因でないことがわかります。
上を向くと背中が痛い症状一つをとっても、その時の感情や気分でも痛みを強く感じたり、痛みを感じなかったりします。
画像検査(レントゲン、CT、MRI)ではわからない、この脳の機能低下による痛み・しびれなどは、「気のせい」ではありません。
痛みを起こすメカニズムがあります。
「脳に支配されるのではなく、脳をコントロールしていく術を身につけて頂く」
これは、施術を通して、痛みやしびれ、身体の不調で悩まれている方に役に立つ、重要な軸となります。

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