こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、腰痛を根本改善する施術を行っています。
立ち仕事や家事、電車を待っているときなど、長時間立っていると徐々に腰が痛くなり、「座ると楽になる」「腰を反らすと痛みが強くなる」と感じることはありませんか?
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただいております。
立っているときの腰痛には、腰まわりの筋肉の過緊張や反り腰、椎間関節への負担、腰部脊柱管狭窄症など、さまざまな要因が関係しています。
今回は、立っていると腰が痛くなる原因を解説するとともに、その場で腰を楽にする対処法、病院を受診した方がよい症状、整体が効果的な理由についてご紹介します。
立っている時間が長くなると腰がつらくなる方は、ぜひ参考にしてください。
立っていると腰が痛い人に多い症状の特徴
立っていると腰が痛い人に多い症状の特徴としてあげると下記の4つがあります。
- 長時間立っていると徐々に腰が痛くなる
- 立つと痛いが座ると楽になる
- 腰を反らすと痛みが強くなる
- 足のしびれや歩きにくさを伴うことがある
長時間立っていると徐々に腰が痛くなる
立っている姿勢を維持するために脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋は常に収縮し続け、連動して背骨と骨盤を支えています。
この持続的な等尺性収縮運動(関節を動かさずに筋肉に力を入れる運動)は、筋肉内の毛細血管を圧迫し、血流が滞ります。
血流が低下すると酸素不足・代謝産物(乳酸・ブラジキニン)が蓄積し、筋肉に発痛物質が増えます。
発痛物質が周囲の痛覚神経(自由終末)を刺激し、その信号が脳に伝わることで「腰の痛み」として感じられます。
「立ち仕事の後に腰が重くなる」場合も、脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋が関与している事が多いです。
立つと痛いが座ると楽になる
立つと痛いが座ると楽になる場合、「反り腰」が関係している事があります。
反り腰とは、腰椎の前弯(腰の反り)が通常よりも強くなった状態です。
人間の背骨は本来、首から腰にかけて自然なS字カーブを描き、腰椎は自然に反っています。
反り腰では、腰椎が自然に反ったカーブが過度になり、骨盤が前に傾いた姿勢になります。
この姿勢は、背中側の脊柱起立筋などの筋肉が過緊張して、椎間関節に過剰な負担が集中して痛みを起こす事があります。
座ることで腰の過剰な反りが自然と和らぎ、緊張していた筋肉が休まるため、一時的に痛みが軽くなる事があります。
また、腰部脊椎管狭窄症が原因で、立つと痛いが座ると楽になるという症状が出る事もあります。
腰を反らすと痛みが強くなる
腰を反らしたときに痛みが出る場合、椎間関節に炎症が起き、痛みが出ている可能性があります。
人間の背骨は椎骨と呼ばれる骨一つ一つが積み重なってできており、椎骨と椎骨の間にある小さな関節のことを椎間関節と呼びます。
椎間関節を構成する関節包(関節全体を包み込む丈夫な線維性の袋)や滑膜(関節包の内側を覆う薄い膜)は、侵害受容器(しんがいじゅようき)と呼ばれる痛みを感じるセンサーが豊富に存在しています。
腰を反りながら、上半身を左右どちらかに捻った際(右に捻じる時は右膝の裏を、左に捻じる時は左膝の裏を触るようなイメージ)腰に痛みが出た場合、椎間関節性腰痛が疑われます。
足のしびれや歩きにくさを伴うことがある
歩くとしびれや痛みが現れる場合、脊柱管狭窄症による間欠性跛行の可能性があります。
この場合、腰の痛みはそれほど強くはありませんが、足の痛みやしびれの方が強く、歩行が辛く感じます。
間欠性跛行の特徴として、「長く歩くことが出来ないが、座って休憩するとまた歩ける」
「スーパーマーケットにあるカートを押すことや、自転車に乗ることは辛くない」
「腰よりも足に痛みやしびれがある」などの特徴があります。
立っていると腰が痛くなる主な原因
立っていると腰が痛くなる主な原因は下記の5つです。
当院ではこの5つを軸に施術を行っていきます。
これらの要因が複合的に作用することで、立っていると腰が痛くなるという症状を起こします。
- 脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋の過緊張
- 反り腰
- 椎間関節の炎症
- 腰部脊椎管狭窄症
- 自律神経の乱れ
脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋の過緊張
筋肉性の問題で立っていると腰が痛くなる場合、脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋の3つの筋肉が深く関係しています。
脊柱起立筋の過緊張

脊柱起立筋は背中に一直線についている筋肉群で、腸肋筋、最長筋、棘筋の3つの筋肉で構成されています。
脊柱起立筋は、背骨に沿って走っており、体を後ろに反らす動きや重力に逆らって良い姿勢をまっすぐ保つ抗重力筋として重要な働きをしています。
そのため、脊柱起立筋が働くことで立っている姿勢や座っている姿勢など、さまざまな姿勢で体幹をまっすぐ保つ役割があります。
また、脊柱起立筋は歩行時の立脚期(歩行時に足部が地面に接地し、体重を支えている期間のこと)に強く活動しています。
脊柱起立筋は、安静時だけでなく、動作時にも働くことで、常に姿勢が崩れないように保たれています。
この脊柱起立筋が過緊張することで、背中や腰の痛みを起こします。
腰方形筋の過緊張

腰方形筋は、腰椎の動きや安定性を高めるための役割を果たしています。
腰方形筋の作用は、片側が収縮すると体を左右に倒す(腰椎の側屈)、両側が収縮すると体を後ろに反らせる動き(腰椎の伸展)、立っている姿勢や座っている姿勢をまっすぐに保つ(腰椎と骨盤の安定化)などです。
また、腰方形筋は腰椎や骨盤に作用するだけでなく、呼吸にも関わっている呼吸補助筋の一つでもあります。
この腰方形筋が過緊張などで機能が低下して「安定しない腰」「不安定な姿勢」になってしまい、腰の奥の方が痛むような腰痛を起こします。
また、反り腰の状態は腰方形筋が持続的に緊張している可能性があります。
多裂筋の過緊張

多裂筋は腰背部の深層についており、インナーマッスル(体の深層部にある筋肉の総称)で、背骨を1つずつ安定させ、微細な動きや姿勢の維持をコントロールする重要な役割を担っています。
多裂筋の作用は、背骨の骨と骨をしっかり結びつけ、局所的な安定性を高める(背骨の安定化)両側が収縮すると背骨を後ろに反らす(伸展)、片側が収縮すると、体を横に倒す(側屈)または反対側にひねる(回旋)という作用があります。
また、腹横筋や横隔膜などと連動して天然のコルセットの役割を果たし、腰や骨盤を安定させ腹圧をサポートする作用があります。
この多裂筋が過緊張などで機能が低下すると、体幹が不安定になります。
不安定さをカバーしようとして脊柱起立筋などが過剰に働き凝りや痛みを起こします。
脊柱起立筋の過緊張は反り腰の姿勢にも繋がります。
反り腰
反り腰とは、骨盤が前傾し、腰椎の前弯が強くなる事で、腰が反った姿勢になっている状態です。
反り腰になる原因に、股関節の前傾の筋肉が硬くなっている場合があります。
股関節の前側には腸腰筋(ちょうようきん)や大腿直筋(だいたいちょっきん)と呼ばれる筋肉があります。
腸腰筋は大腰筋、・小腰筋、腸骨筋の3つで構成されていますが、小腰筋は、日本人の約60%は欠如していると言われています。
大腰筋が過緊張すると腰椎を前方に強く引き寄せ、過度な前弯(反り腰)を引き起こします。
腸腰筋は、股関節の屈曲(脚を持ち上げる)と骨盤の前傾(骨盤を前方に傾ける)などに作用します。
大腿直筋は、大腿四頭筋(太ももの前面にある4つの筋肉)の一部で、太ももの中央に位置し、大腿四頭筋の中で唯一、膝関節だけでなく股関節にも作用する筋肉です。
これらの筋肉が縮んで硬くなると、骨盤の前傾が強くなります。
骨盤の前傾が強くなると、腰椎の前弯も強まり、反り腰の原因になります。
この腸腰筋と大腿直筋は、抗重力筋といわれる地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉に含まれます。
そのため立っている姿勢を続ける事で、段々と疲労が蓄積され固くなり、抗重力筋のバランスが崩れ腰痛に繋がってきます。
また、反り腰になると腰の骨の後ろ側にある椎間関節が強くぶつかり合って圧迫され、その関節を支配する脊髄神経後枝内側枝(せきずいしんけいこうしないそくし)が刺激や炎症を受けることで、腰痛を引き起こす事もあります。
椎間関節の炎症

椎間関節(ついかんかんせつ)とは、一つ一つの椎骨(ついこつ)という骨が積み重なって背骨が構成され、その椎骨と椎骨をつなぐ、背中側にある小さな関節のことです。
腰椎の椎間関節面は、ほぼ縦になっている為、腰の骨は前後によく曲がりますが、横へ倒したり、回したりするのは構造上動きにくくなっています。
また、椎間関節を構成する関節包(関節全体を包み込む丈夫な線維性の袋)や滑膜(関節包の内側を覆う薄い膜)は、侵害受容器(しんがいじゅようき)と呼ばれる痛みを感じるセンサーが豊富に存在していますので鋭い痛みを感じやすい箇所です。
立ち仕事などで、椎間関節に負担がかかる動きが重なり炎症が起きると、椎間関節や多裂筋などを支配している脊髄神経後枝内側枝が興奮し、痛みや筋緊張を引き起こします。
多裂筋は仙骨まで付着している為、腰を反らした時に、痛みが仙骨まで出る場合は、腰椎椎間関節性腰痛が疑われます。
さらに、炎症が進んで脊髄神経後枝外側枝にまで影響が及ぶと、椎間関節から斜め下方向(臀部や大腿部など)へ痛みが放散するようになります。
腰部脊椎管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎の脊柱管(脊髄が通る管)が狭くなることで、痛みやしびれ、筋力低下などの症状を引き起こす疾患です。
この脊柱管狭窄症の症状と関係が深い硬膜外圧(こうまくがいあつ)があります。
硬膜外圧とは脊柱管を覆う硬膜と背骨の間の空間(硬膜外腔)にかかる圧力のことです。
硬膜外圧が高まると脊柱管がさらに挟まり、脊髄への圧迫刺激が高まり痛みやしびれなどの症状を起こします。
硬膜外圧が一番高くなる姿勢が「立った姿勢で腰を反らす」姿勢ですが、人は立っているだけでも自然と腰が少し反った姿勢になるため、硬膜外圧が高まり、立っていると腰が痛くなるという症状が出る事があります。
座ると硬膜外圧が下がる為、痛みが軽減します。
自律神経の乱れ

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、それぞれが異なる働きをします。
交感神経は、活動するときに働く神経で、副交感神経は、休息やリラックスをするときに働く神経です。
交感神経と副交感神経は真逆の機能を持ちながら、子供の頃、校庭で遊んでいたシーソーのように互いにバランスを取りつつ身体の機能を司っています。
自律神経の乱れとは、この交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、正常な調節が行われなくなり、シーソーのバランスが取れなくなって偏ってしまうことを指します。
前述した下記4つの原因は、自律神経の乱れに大きく影響してきます。
- 脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋の過緊張
- 反り腰
- 椎間関節の炎症
- 腰部脊椎管狭窄症
脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋の過緊張
脊柱起立筋
交感神経幹は脊椎の両側に沿って縦走しており、脊柱起立筋のすぐ近くを通るため、相互に影響し合います。
交感神経が優位(緊張)になると脊柱起立筋が硬く収縮し、逆に脊柱起立筋の凝りや硬さが交感神経の過剰な働きを誘発する悪循環が起こります。
腰方形筋
腰方形筋が働くことで第12肋骨が固定され、胸郭の下制に働きます。
これにより、呼気時の横隔膜の運動効率を最適化する補助の役割があります。
自律神経が乱れ交感神経が優位になり、呼吸が浅くなることで横隔膜や胸郭の動きが小さくなります。
すると補助の役割がある腰方形筋が過剰に緊張して硬くなり、体幹も不安定になり腰の痛みを起こします。
多裂筋
呼吸をする時は、横隔膜が動いています。
横隔膜は腹横筋・多裂筋・骨盤底筋と連動して、腹圧の調整、姿勢の安定、体幹の働きなどに大きく関わっています。
自律神経が安定している時の呼吸では、横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋が連動して腹圧が高まり、腰椎が安定します。
自律神経が乱れ交感神経が優位になり、呼吸が浅くなると、この連動が崩れ、腹圧が入らず、体幹が不安定になり、腰に負担がかかってしまいます。
その結果、腰痛が起こります。
反り腰
反り腰の方は、背筋が過度に緊張して腰が反っている状態にあります。
特に腰椎付近の脊柱起立筋の過緊張は、反り腰による腰痛の主な原因になってきます。
脊柱起立筋の過緊張は、自律神経の交感神経を刺激して、痛みや疲労、炎症も起こりやすくなります。
また、反り腰の場合は、お腹が前に突き出て、呼吸筋がうまく使えなくなりますので、呼吸が浅くなり交感神経が優位になりやすくなります。
椎間関節の炎症
自律神経が乱れ交感神経が優位になると、背中側の筋肉である脊柱起立筋や広背筋(こうはいきん)が過緊張を起こし、椎間関節に圧迫ストレスが加わることで椎間関節性腰痛を引き起こします。
これまで、交感神経優位の状態と脊柱起立筋の過緊張は相互に影響し合う事はお話しておりますが、広背筋も過緊張を起こすと自律神経が乱れます。
広背筋は、骨盤や背骨から脇の下を通って腕の骨に至る、人体で最大級の面積を持つ背中の大きな筋肉です。
広背筋は肋骨にもつくため、硬くなると肋骨の動きが制限され胸の広がりが小さくなります。
そうすると、胸式呼吸が増え、 深く息が吸えなくなり呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると交感神経優位の状態になり筋肉が過緊張を起こします。
筋肉が過緊張を起こすと椎間関節のストレスが強まり腰痛が起こるという悪循環になります。
腰部脊椎管狭窄症
50代以降に腰痛や足の痛み・しびれ、歩くと痛むが座ると楽になるなどの症状で腰部脊柱管狭窄症と診断されることが非常に多いです。
しかし、腰痛、足の痛み・しびれが全くない高齢者のX線やMRI画像を撮ると多くの人に脊柱管が狭窄していたり、椎間板ヘルニアなどがあると言われています。
画像検査(レントゲン、CT、MRI)で
「脊柱管が狭窄していて腰痛や足に痛み・しびれが出る人」
「脊柱管が狭窄していて腰痛や足に痛み・しびれが出ない人」
この違いは、自律神経の乱れが大きく関係してきます。
自律神経が乱れ、交感神経優位の状態が続くと背中側にある脊柱起立筋が過緊張を起こし、反り返るような姿勢になるため、腰椎は前弯方向に圧力が加わり、硬膜外圧(脊柱管を覆う硬膜と背骨の間の空間の圧力の事)が上昇します。
硬膜外圧が高まると脊柱管の圧力も上がり、脊髄への圧迫刺激が高まり痛みやしびれなどの症状を起こします。
また、抗重力筋の一つでもある大腰筋も交感神経優位の影響で過緊張を起こし、腰椎を前方に強く引き寄せ、過度な前弯(反り腰)を引き起こし硬膜外圧が上昇しますので痛みやしびれなどの症状に繋がります。
自律神経の乱れを整える事で、脊柱起立筋や大腰筋の過緊張が緩和し、硬膜外圧が下がり、狭窄症の症状を和らげることができます。
立っているときの腰痛を楽にする対処法
「仕事で立って作業をしている時」「電車を待っている時」「家事をしている時」など動かないで立っているとだんだん腰が痛くなってくるご経験はあるのではないでしょうか。
こういった時に腰の負担を軽減する方法をお伝えしたいと思います。
お尻の筋肉に大殿筋(だいでんきん)という筋肉があります。
大殿筋は、骨盤や仙骨から太ももの骨にかけてついており、主に立つ、歩く、走る、椅子から立ち上がる、階段を上るといった日常の基本的な動作や姿勢の保持に深くかかわる筋肉です。
この大殿筋に軽く力を入れて立つと腰の痛みが軽減します。
大殿筋に力を入れるには、立った状態でお尻の割れ目をキュッと閉めるように力を入れてみて下さい。
いかがでしょうか?
感覚がつかめない場合は下記の順番で行ってみて下さい。
腰痛を楽にする対処法
- 立った状態で両足を揃えてください。
- その状態から、かかとをつけたまま両足のつま先だけ45度ほど開いてみて下さい。
お尻の割れ目がキュッと閉まる感覚つかめましたでしょうか?
この状態が大殿筋を使った立ち方になり、腰の痛みが軽減します。
是非お役立てください。
立っていると腰が痛いときに病院を受診した方がよい症状
立っていると腰が痛くなる主な原因のところで出てきました腰部脊柱管狭窄症についてお話ししたいと思います。
脊柱管狭窄症には
- 神経根型(脊柱管から脇に出る出口が狭くなっている)
- 馬尾型(脊柱管の中央部分が狭くなっている)
- 混合型(中央も出口も狭くなっている、神経根型と馬尾型のミックス)
の3タイプがあります。
タイプ別に見た症状は下記の通りです。
神経根型:下肢の疼痛

馬尾型:下肢筋力低下・膀胱直腸障害・性機能障害・臀部、会陰部の異常感覚

混合型:馬尾型と神経根型の混合症状

馬尾型、混合型の神経の麻痺を表す症状では、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れることもあります。
この馬尾型や混合型のように麻痺が表す症状がある場合、手術等をしなければ症状が改善しないケースが多く、手技療法の範疇ではありません。
神経根型で、麻痺ではなく痛みやしびれを主訴とする症状の場合は、狭窄による症状ではない可能性が高く、当院の手技療法であれば改善が可能です。
たとえ、画像診断で馬尾型や混合性の疑いがあったとしても麻痺性の症状はなく、痛みやシビレを主訴とするならば手技療法で対応ができます。
画像診断では、ひどく通り道が狭くなっているにも関わらず無症状の方もいらっしゃり、狭窄の程度が症状と一致しないことも多くあります。
腰部脊柱管狭窄症の症状でお悩みの方を改善していくために重要なことは、画像所見によるタイプ分類だけでなく、どのような症状で悩まれているのかに注目することが重要だと考えます。
立っていると腰が痛い場合に整体が効果的な理由
まず、腰痛には、特異的腰痛と非特異的腰痛の2つがあります。
- 特異的腰痛・・・画像検査(X線、MRIなど)により腰痛の原因が特定できるもの。
- 非特異的腰痛・・・画像検査(X線、MRIなど)により腰痛の原因が特定できないもの。
一般的に良く言われる腰痛の病名や症状名、腰痛の原因の説明などを下記に挙げてみます。
- 腰痛症、急性腰痛症(ギックリ腰)、腰椎捻挫、腰部挫傷、坐骨神経痛
- 椎間板変性症、変形性腰椎症、腰椎すべり症、骨粗しょう症、関節間の狭小化(何番と何番の間が狭い)
- 筋力が弱い、運動不足、血行不良、肥満気味
- 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症
腰痛症、急性腰痛症(ギックリ腰)、腰椎捻挫、腰部挫傷、坐骨神経痛 → 非特異的腰痛
腰痛症
腰痛症は通常、非特異的腰痛のことを言います。
検査してもわからない腰痛の殆んどがこれにあたります。
腰椎捻挫、腰部挫傷、急性腰痛症(ギックリ腰)
腰部の組織(筋肉、筋膜、靭帯など)が損傷(ケガ)した状態のことを腰部捻挫、腰部挫傷と言いますが、診察や画像検査では厳密にどの組織が損傷しているかは特定することはできず原因が特定できない腰痛とされています。
また、通称ぎっくり腰のことを、急性腰痛症と言います。
坐骨神経痛
坐骨神経痛は、臀部(お尻)や太もも、ふくらはぎに痛みやシビレがある症状のことで病名ではありません。
間板変性症、変形性腰椎症、腰椎すべり症、骨粗しょう症、関節間の狭小化(何番と何番の間が狭い) → 加齢現象(変形・変性)
椎間板変性症、変形性腰痛症、腰椎すべり症、骨粗しょう症、関節間の狭小化(何番目と何番目が狭い)などは、加齢に伴う変形や変性などの症状です。
腰椎すべり症
腰椎すべり症は、成長期に負ったケガが原因で背骨をつなげている部分が分離してしまうことや骨と骨の間にある椎間板が老化により変性することなどが原因となります。
骨粗しょう症
骨粗しょう症は、痛みの原因にはなりませんが、将来的な圧迫骨折などを起こす原因になります。
変形、老化
変形、老化などは、年を重ねれば誰にでもあるもので、このような構造的な異常は、腰痛とは関係がない場合がほとんどで他に原因があります。
筋力が弱い、運動不足、血行不良、肥満気味 → 腰痛の原因ではない
骨などに異常が見つからず腰痛がある場合は、筋力が弱い、運動不足、血行不良、肥満気味、などの要因が挙げられることがありますが、腰痛の原因ではありません。
もちろん腰痛の予防や再発防止のため腰痛になる要因を改善することは大切なことですが、一律、腹筋や背筋を鍛えれば良いというものではありません。
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症 → 特異的腰痛
上記の1. ~ 4. の分類で原因が特定できる腰痛(特異的腰痛)は、腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症だけとなります。
他に原因が特定できる腰痛として、悪性腫瘍、リウマチ、感染症、骨折などがあります。
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症でも膀胱直腸障害などの麻痺の症状が出ていなければ、当院の施術で改善できます。
ヘルニア、狭窄なども、年を重ねれば誰にでもあるもので、このような構造的な異常は、腰痛とは関係がない場合がほとんどで他に原因があります。
しかし、悪性腫瘍や感染症などが原因でおこる腰痛は手術等をしなければ症状の改善が難しいケースが多く、手技療法の範疇ではありません。
ただ、原因が分かる腰痛(特異的腰痛)は悪性腫瘍などすべてあわせても全腰痛の15%ほどしかありません。
ということは、腰痛のほとんどが手技療法で改善できるということです。
医療機関に立っていると腰が痛い症状で受診した場合、まず画像検査(レントゲン、CT、MRI)を勧められ、画像結果に基づいて治療方針を定めるという流れになりますが、腰痛や坐骨神経痛などの症状があってもレントゲンやMRI、CT検査では原因がわからないものがほとんどです。
また、画像検査後に「骨には異状ないですね」「背骨と背骨の間がせまいですね」「加齢によるものですね」ということを言われたご経験があるかもしれません。
レントゲン、CT、MRIなどの画像検査は、体の内部の構造を詳細に観察できる優れた検査方法ですが、なぜ原因不明がほとんどなのかというと、画像診断にも限界があり、骨や神経(椎間板ヘルニア・骨折・脊柱管狭窄症など)を詳細に観察できるもので、筋肉の機能的問題や筋膜、精神的ストレスなどが原因で起こる症状は写らないからです。
また、画像診断で腰椎椎間板ヘルニアもしくは腰部脊柱管狭窄症などが見つかった場合、そこが原因で腰痛や坐骨神経痛が起こっているとされますが、世界的にみても多くの研究報告で、腰痛がまったくない人の腰を MRI で詳しく調べても、椎間板の変性(潰れ・膨隆・ヘルニア・狭窄など)が多く見つかることが報告されています。
研究ごとに、一律腰痛がない方を対象にした研究や、年齢別にみた研究報告などで、表される数字は違いましたが、共通しているのは「腰痛がない人でも、MRI を撮ればかなりの割合で椎間板の潰れや変性が見つかる」という点です。
つまり、画像上のヘルニアや狭窄は、腰痛や坐骨神経痛の強さに比例せず本当の原因だとも言い切れないということです。
実際に脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの手術をしても、痛みやしびれが取れないケースもありますので、これが骨や神経が原因ではないことの裏返しとなります。
このような構造的な異常は、腰痛とは関係がない場合がほとんどで他に原因があります。
当院では、症状に対しての適切な施術もちろんですが、海外の最新の機能神経学などを取り入れ施術を行っています。
機能神経学は、まだ一般的に日本ではあまり知られていない分野かもしれませんが、「脳と神経の機能回復に着目する」という考え方は、私たちの体と心の健康に重要な新しいアプローチ法です。
当院に一番はじめにご相談ください
痛みの予期という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
痛みの予期とは文字通り、痛みを予期することです。
そして痛みの経験や知識、信念、感情などによって形成されます。
例えば、「電車に乗って立っているとまた腰が痛くなりそうだな……」とか「立って人と会話すると毎回痛くなるんだよな……」というような予期や心配を日常的にしていませんか?
これが痛み予期です。
痛みの予期をことあるごとに行ってしまうと、痛みに対する恐れや不安が増し、痛みの頻度や度合いもより強く感じてしまう傾向になります。
痛みは過去の記憶を思い出して痛くなることもあります。
強い痛みを感じた場所に行く、またはその状況を考えることで、「またあの辛い痛みが起きたらどうしよう」と不安が生じ、痛みが出ます。
不安に思うからこそネットや本などで色々調べ、ネガティブな情報や怖い情報が目にとまると不安が強まり、さらに痛みが強まることもあります。
例えば、レモンを思い出すだけで口の中が酸っぱく感じることがないでしょうか?
実際にはレモンはないのに、酸っぱい感覚を思い出して感じてしまいます。
これと同じようなことが痛みやしびれについても起こることがあります。
これもけして気のせいではなく、実際に痛みを感じます。
この状態の場合、いくら腰の治療をしても痛みは繰り返されます。
腰の治療だけでなく脳と神経にもアプローチし、対処していく術を知って頂く事で、だんだんと脳が安心してきます。
そうすると「立っていると腰が痛い」という症状だけでなく、痛みやしびれ、様々なお体の不調も起こらなくなっていきます。

JR線 我孫子駅 南口から徒歩15秒でお越しいただけます。
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