こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、股関節痛を根本改善する施術を行っています。
歩くと股関節がズキッと痛む・・・。
病院では「異常なし」と言われたのに、毎日のように痛みが続いて不安・・・。
ストレッチをして一時的に楽になるけれど、すぐに元に戻ってしまう・・・。
そのようなお悩みはありませんか?
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただいております。
実は、股関節痛は筋肉や筋膜の硬さや関連痛、自律神経の乱れなどの「見えにくい原因」によって起こることが多く、レントゲンでは異常が見つからないケースが少なくありません。
痛みをかばって歩き方が崩れ、腰や膝まで負担が広がる前に、早めの対処がとても大切です。
今回は、股関節痛の主な原因と、整体師おすすめのストレッチ、ストレッチでは治らないケース、整体で改善が期待できる症状について解説します。
つらい股関節痛でお困りの方や、「この痛みはストレッチで良くなるの?」「整体に行くべきタイミングは?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
股関節が痛くなる主な原因とは?
股関節が痛む原因は様々です。
過度な筋肉の使いすぎから、関節内部の構造的な問題、股関節とは別の問題が原因となっていることもあります。
股関節痛の原因として多いのは以下の5つです。
- 筋肉や筋膜、腱の緊張
- 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
- 腰椎由来の痛み(関連痛)
- 女性ホルモンによる影響
- 精神的ストレス
筋肉や筋膜、腱の緊張
股関節周りには、お尻の筋肉(殿筋群)、太ももの内側の筋肉(内転筋群)、足の付け根の筋肉(腸腰筋)など、多くの筋肉が存在します。
筋肉が硬くなると血行不良が起こり、血行不良が起こることで痛み物質を産生します。
股関節の痛みも、股関節周りの筋緊張による痛み物質の産生によって引き起こされている場合があります。
また、股関節は他の部位に比べて血行不良に陥りやすい傾向があります。
股関節は体の深い場所にあり、多くの筋肉や脂肪に覆われています。
デスクワークなどで、長時間同じ姿勢で座ることは、股関節周辺の筋肉を硬くし、血管を圧迫しがちです。
さらに、股関節は体重を支える重要な役割を担っているため、常に大きな圧力がかかっていることも、血行不良に陥りやすい要因の一つです。
そして、太ももなどの筋膜が固くなることでも、繋がっている股関節周囲の筋膜が引っ張られ、股関節周囲の筋緊張が起こり、痛みを生じさせます。
筋肉と骨をつなぐ腱もまた、急な運動や普段しない動きによって、過度な負担がかかり、炎症を起こし痛みの原因になります。
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
股関節の痛みを生じる代表的な疾患として、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)がありますので、変形性股関節症についてお話いたします。
変形性股関節症の原因は、一次性と二次性に分けられます。
一次性変形性股関節症は、老化にともなう骨の変形や軟骨のすり減りなどが原因で発症すると考えられています。
二次性変形性股関節症は、臼蓋形成不全や先天性股関節脱臼などの病気が主な原因で発症します。
変形性股関節症を発症する原因のおよそ9割を占めると考えられています。
生まれつき股関節の受け皿が浅い「臼蓋形成不全」が原因で、若い方でも変形性股関節症を発症することがあります。
変形性関節症は、軟骨のすり減りなどが痛みの原因として挙げられますが、関節軟骨は痛みのセンサーがないので、軟骨がすり減っても痛みを感じることはありません。
ではなぜ、痛みを感じるのでしょうか?
それは、軟骨が損傷や破壊を受けた結果、軟骨以外の周囲組織に影響が及び、これらが痛みを感じるためです。
周囲組織とは、関節包(関節を包み込む丈夫な袋状の膜)や靭帯、筋肉などです。
軟骨は痛みを感じることがない組織なので、変形性股関節症の初期は痛みとして気づくことができず、徐々に進行していく特徴があります。
腰椎由来の痛み(関連痛)
股関節自体には問題がないのに、腰の問題からくる「関連痛」で、股関節が痛むことがあります。
これは、腰部の筋肉や筋膜が硬くなったり、癒着したりすることで、股関節周辺に痛みが放散し股関節に痛みを感じます。
女性ホルモンによる影響
女性ホルモンの変化は、股関節痛の原因になります。
妊娠中はリラキシンというホルモンの分泌により、骨盤の靭帯が緩み、股関節が不安定になりやすくなります。
これは出産の準備として自然な働きです。
その結果、出産後もしばらくは左右どちらか股関節に痛みが残るケースが多く見られます。
また、更年期では女性ホルモンの分泌が減少し、骨密度が下がります。
股関節は体重を支えたり、重要な役割を担っているため、股関節にかかる負荷が増加します。
骨がもろくなることで、炎症や変形性股関節症のリスクも高まります。
精神的ストレス
長時間のデスクワークや過労、職場環境や人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り)が原因で自律神経が乱れて、股関節に痛みが起こる場合があります。
この場合、「夜ベッドで横になるとより痛む」「寝返りをうつ時にピリピリと感じる」「電気が走るように痛む」などの症状が出ます。
並行して睡眠の質の低下がしている方が多いです。
股関節痛のセルフチェック方法
股関節の痛みを生じる代表的な疾患で、主に中高年の女性に多く見られる変形性股関節症では以下のような症状がみられます。
- 靴下を履こうとすると痛みが出る。
- 歩き出すとき、立ち上がりなど動き始めに股関節が痛む。
- 足の爪を切ると痛みが出る。
- あぐらをかくと股関節が痛む。
- 椅子に座って足を組むと股関節が痛む。
- 股関節が痛くて歩くことができない。
また、夜間や安静時に痛みが強い場合は、炎症が強かったり、他の病気が隠れていたりする可能性も考えられますが、そのほとんどは、精神的ストレスによる自律神経の乱れで症状が出ている可能性が高いです。
股関節の痛みを和らげるストレッチ
股関節周りにある、太ももの内側の筋肉(内転筋群)、足の付け根の筋肉(腸腰筋)のストレッチをご紹介いたします。
- 内転筋ストレッチ
- 腸腰筋ストレッチ
内転筋ストレッチ

内ももにある「内転筋群」は、足を閉じる・踏ん張るといった動作に深く関与しています。
この筋肉が硬くなると、足の付け根の内側に緊張が集中し、痛みを引き起こす原因となります
内転筋ストレッチ
- 両足の足の裏を合わせます。
- 肘を太ももに当て、背筋を伸ばし、体を前方へ傾けます。
太ももの内側が伸びていることを感じながら15~30秒ほどキープします。 - 元の姿勢にゆっくり戻ります。
腸腰筋ストレッチ

腸腰筋が固い人は股関節をうまく動かせません。
腸腰筋を緩めることで、姿勢の改善や腰痛の予防にも繋がります。
腸腰筋ストレッチ
- 膝立ちの姿勢から片足を大きく前に出します。
- 踏み出した足に体重をのせ、後方の股関節の付け根が伸びていることを感じながら15~30秒ほどキープします。
このとき、腰を反らないように注意して下さい。 - 元の姿勢にゆっくり戻ります。
股関節のストレッチで気をつけるべきこと
ストレッチの効果を上げるために気をつけて行っていただきたいことがあります。
- 痛みを感じたら直ちに中止してください。
- リラックスして行うこと。
- 痛過ぎず気持ちよい程度で行うこと。
- 反動をつけて行わないこと。
- ストレッチしている筋肉に意識を集中して行うこと。
- 深く丁寧な呼吸を心がけ、筋肉を伸ばす際に息を吐きながら15~30秒ほど行うこと。
以上のことに気をつけてストレッチを行うことが、効率良く柔軟性をアップするためのコツです。
また、ストレッチの時間は、15秒~30秒で良いので「毎日」続けることが大切です。
ただ、股関節の痛みだけでなくの別の症状にも言えることなのですが、お身体の状態によってはストレッチを行わない方が良い場合とストレッチを行うタイミングがあります。
ストレッチなどの運動は正しい方法で行うことが大切です。
ストレッチを行う際に一番注意していただきたいことは、初期の症状の段階でストレッチは行うようにすることです。
太ももなどに痺れを感じる状態ではストレッチは行わないでください。
悪化する場合があります。
ご自身でストレッチを行う場合は少しでも痛みがある時は必ず中止してください。
ストレッチでは治らないケースと注意点
先ほどお話いたしましたようにストレッチはあくまで症状が軽度もしくは予防の意味で行うことが良いです。
緊急性の高い股関節痛の見分け方として、3つお伝えいたします。
- 安静にしていても激しい痛みが続く
- 発熱や悪寒を伴う痛み
- 転倒や事故などの明らかな外傷後
安静にしていても激しい痛みが続く
動いているときだけでなく、座ったり横になったりして楽な姿勢をとっていても痛みが全く和らがない、あるいは夜も眠れないほどの激しい痛みが続く場合は注意が必要です。
これは、軽い炎症などではなく、骨折や関節内の深刻な問題、病気が原因の可能性があります。
痛みの強さが尋常でないと感じたら緊急性が高いサインだと言えます。
ただ、ストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り)が原因で自律神経が乱れて、股関節に痛みが起こる場合も、「この痛みは普通じゃない」「この痛みはいつもと違う」など感じるケースも多くあります。
発熱や悪寒を伴う痛み
股関節の痛みに加えて、38度以上の発熱、体全体の倦怠感、悪寒(寒気)や震えがある場合、細菌感染による「化膿性股関節炎」の可能性が考えられます。
この場合、緊急の治療が必要ですので、早急に病院で検査を行って下さい。
転倒や事故などの明らかな外傷後
お風呂場やトイレで転んだ、高いところから落ちた、交通事故に遭ったなど、はっきりとした原因の後に股関節が痛みだし、体重をかけることができない場合は、骨折している可能性があります。
特に、骨粗鬆症が進行したご高齢女性の場合、軽く尻もちをついただけでも大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨折)を起こすことがあります。
この骨折は寝たきりの原因になりやすく、早期の手術が必要です。
この場合も痛みの程度にかかわらず、まずは病院での検査を受けてください。
整体で改善が期待できる股関節痛とは?
先ほどお話いたしました細菌感染による「化膿性股関節炎」や大腿骨頭への血流が悪くなることで、骨の組織が死んでしまう(壊死する)「大腿骨頭壊死症」、リウマチによって股関節が炎症を起こす「リウマチ性股関節症」などの病気は専門外で、病院での検査が必要です。
当院で行う股関節痛の施術で改善していける症状は、冒頭で股関節が痛む主な原因のところでお話いたしました下記の5つは改善可能です。
- 筋肉や筋膜、腱の緊張
- 変形性股関節症
- 腰椎由来の痛み(関連痛)
- 女性ホルモンによる影響
- 精神的ストレス
ただ、変形性股関節症で変形してしまっている骨を元に戻すことはできません。
少なくとも痛みを取り除くことは可能な場合がほとんどです。
手術しないといけないかなと考えている方も、当院の施術で、痛みなく日常生活を過ごせるようになっています。
変形性股関節症の初期は痛みとして気づくことができないことが多いということはお話し致しましたが、立ち上がりや歩き始めに足の付け根に違和感を感じたり、炎症や正座など最終可動域まで動かすと違和感や痛みを感じるなどの症状が出る場合があります。
早期に適切な施術を行う事は、「手術しないとダメかな」と落ち込んだり悩んだりするまで重症化させず、今後快適に生活を送って頂くために重要なことです。
当院に一番はじめにご相談ください
股関節は、体の中の深いところにある関節で、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ、体の中で最も大きな関節です。
日常生活で、体重を支えながら、歩く、走る、座る、立つといった基本的な動作の重要な役目を果たす、まさに腰と同様に人体の要といえる部分です。
この日常生活に大きな影響を与える股関節は、痛みで悩まれる方も多いです。
「歩くと股関節がズキッと痛む・・・」
「病院では、異常なしと言われたのに痛みが続いている・・・」
「このまま歩けなくなるのでは…」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、適切な施術を行う事で、股関節の痛みを確実に取り切ることが可能です。
当院では、中々治りづらいと言われている股関節の症状を、大きく分けて以下の3ステップで最短で改善していきます。
- 股関節痛が起こる原因の鑑別
- 原因に対しての専門施術
- 股関節痛を引き起こす生活習慣の改善
股関節痛が起こる原因の鑑別
当院では股関節痛に限らず、痛む原因の見極めを非常に重視しています。
ここを誤ると、いくら股関節の治療を施しても改善が難しくなります。
何が原因で股関節痛が起こっているかを正確に鑑別することは、股関節痛の早期改善に非常に重要なところです。
原因に対しての専門施術
原因を見極めたら、その原因に合わせた「専門施術」を行います。
当院が行う肩こり治療法や予防法の一部を挙げさせていただきます。
- 筋膜・筋肉の異常緊張をとる
- 股関節の可動域の回復
- 呼吸法
- 軟骨の劣化を防ぐ
- 仙骨へのアプローチ
- 腰椎の可動域を回復
- 姿勢の回復
- DLPFC(背外側前頭前野)機能回復
- 睡眠の質の向上
- 生活習慣の改善など
これらはすべて当院独自の技術や方法で、股関節痛でお悩みの方に高い実績を上げお役に立ってきています。
股関節痛を引き起こす生活習慣の改善
股関節で悩まれている方は、必ず股関節痛を引き起こす悪い生活習慣や癖などがあります。
例えば、長時間のデスクワークや過労、職場環境や人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り)が原因で自律神経が乱れて、股関節に痛みが起こる場合があります。
この場合、仕事が休みの日でも呼吸が浅くなり、睡眠の質が悪いことが多いです。
当院独自の股関節痛を治す生活習慣改善プログラムを治療と並行して、日頃行っていただくことにより、股関節痛を改善させることが可能です。
当院が考える股関節痛を改善させていくために重要なことの1つは、歩行時、立ち上がり時、階段の昇り降り時など、身体に重みがかかる状況で痛みを感じる荷重痛があるのか?ということです。
身体に重みがかかる度に痛みを感じる場合、関節自体に炎症を起こしている可能性が高いため、早急に対処する必要があります。
これは膝関節や肩関節など、どの関節にも言えることですが、
「関節自体に炎症が起きている場合、進行すると関節の変形が進みます。」
つまり、炎症を早期に取り除くことができれば変形の進行を止め、人工関節などの手術を回避することができる可能性が増えます。
「私の股関節痛は治らないのかな・・・」とあきらめてしまう前に、遠回りせず当院に一番初めにご相談ください。

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