こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、腰痛を根本改善する施術を行っています。
「歩くと腰が痛い」
「少し歩くとつらくなる」
「歩くと腰が痛いが休むと楽になる」
このような症状でお悩みではありませんか?
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただいております。
歩行時の腰痛は、単なる筋肉疲労だけでなく、姿勢の崩れや神経の問題、さらには脊柱管狭窄症などの疾患が関係しているケースもあります。
特に「歩くと腰が痛いが休むと回復する」といった症状は、原因を見極めることが重要です。
今回は、整体師の視点から、歩くと腰が痛い原因、症状別の特徴、セルフチェック方法、改善のためのストレッチ・対処法までを体系的に解説します。
「このまま放置して大丈夫なのか」
「整体で改善できるのか」
と不安な方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
歩くと腰が痛いのはなぜ?よくある症状の特徴
歩くと腰が痛い症状の特徴としてあげると下記の3つです。
- 歩き始めに出る腰痛
- しばらく歩くと出る腰痛
- しばらく歩くと腰痛が出てくるけど休むとまた歩ける
歩き始めに出る腰痛
筋肉や関節がまだ固まっているため、「立ち上がり」「歩き始め」といった、動作の開始時に痛みを生じやすくなっています。
しかし、一旦動き出すと、腰部に血液が行き渡るため、痛みは緩和してくることが多いです。
また、椅子や床から立ち上がる時やベッドから起き上がる時などの動作の開始時の痛みは、精神的ストレスの影響が絡んでいることも多いです。
しばらく歩くと出る腰痛
歩いているうちに筋肉に疲労がたまることや、関節に負担がかかることで痛みが出ます。
この場合、地球の重力に対して立位や座位などの姿勢を保持する筋肉である抗重力筋の影響があります。
しばらく歩くと腰痛が出てくるけど休むとまた歩ける
脊柱管狭窄症の代表的な症状である間欠性跛行の可能性があります。
腰を反すことで、脊柱管が狭くなり間欠性跛行の症状が出現しやすくなります。
反対に、前かがみの姿勢になると症状が緩和します。
スーパーマーケットのカートを押すことや、自転車に乗ることは辛くない場合が多いです。
歩くと腰が痛い原因とは? 整体師が解説する主な3つの原因
腰痛のなかでも、「歩くと腰が痛くなる」と言われる方は多いです。
歩くと現れる腰痛は、主に以下の3つに分かれます。
それぞれ腰が痛む原因やメカニズムが異なります。
- 筋肉の蓄積疲労・炎症による腰痛
- 背骨(脊椎)の病気による腰痛
- 脳・神経の機能低下
筋肉の蓄積疲労・炎症による腰痛
先ほど、しばらく歩くと出る腰痛の所で、抗重力筋という言葉が出てきましたが、聞いたことはありますでしょうか?
抗重力筋は身体にとって非常に大切な筋肉達です。
抗重力筋とは、地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉です。
人間の身体はこの抗重力筋のおかげで立つ・座るといった姿勢ができています。
抗重力筋は運動など身体を動かしているときに働く訳ではなく、自律神経の働きと連動しながら無意識のうちに収縮を繰り返しています。
常に微細な調整を行っている筋肉です。
主な役割は、骨格を適切な位置に留め、内臓が本来の場所で機能できるようにサポートすることです。
身体の安定性を高めます。
もしこれらの筋肉が全く働かなくなれば、私たちは自分の体重を支えられず、その場に崩れ落ちてしまいます。
抗重力筋は、普段の姿勢にも大きく影響します。
もちろん歩いている時も、身体が前に倒れないように抗重力筋は働いていており、段々と疲労が蓄積され固くなり腰痛が起こる事があります。
では実際に抗重力筋にはどのような筋肉があるのかをご紹介します。
主な抗重力筋
- 顔:眼瞼挙筋や咬筋
- 頸部(首):胸鎖乳突筋、僧帽筋
- 背中:脊柱起立筋(棘筋、最長筋、腸肋筋)、広背筋
- 腰部:腹直筋、腸腰筋(大腰筋、・小腰筋、腸骨筋)
- 股関節:大臀筋
- 大腿(太もも):大腿四頭筋、ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)
- 下腿:下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)、前脛骨筋、後脛骨筋

中でも、歩く時の腰の痛みには、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)と腸腰筋が大きく関係し、この二つの筋肉は反り腰のような悪い姿勢にも影響します。
因みに、抗重力筋の衰えは、全身を覆う筋膜を通じて直接的に顔へ影響して、顔のたるみなどにも繋がりますので、当院で行う小顔矯正にも応用した施術を取り入れています。
また、背中の広背筋や首の胸鎖乳突筋は、肩が前に入り込む巻き肩に関係し、首の位置がズレます。
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背骨(脊椎)の病気による腰痛
歩くと痛む疾患で多い脊柱管狭窄症による間欠性跛行です。
この場合、腰の痛みはそれほど強くはありませんが、足の痛みやしびれの方が強く、歩行が辛く感じます。
間欠性跛行の特徴は、
- 長く歩くことが出来ないが、前かがみで休憩するとまた歩ける。
- スーパーマーケットにあるカートを押すことや、自転車に乗ることは辛くない。
- 腰よりも足に痛みやしびれがある
このような特徴があります。
あてはまる方は、脊柱管狭窄症が原因の間欠性跛行の可能性があります。
脳・神経の機能低下
長時間のデスクワークや過労、職場環境やプレッシャー、人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児や介護などのストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り・心配)このようなストレスが原因となり、「痛くて歩けない・・・」「朝、痛くてベッドから起き上がれない・・・」などの症状がでて、ぎっくり腰を起こしたと思いご来院される方もいらっしゃいます。
この場合、腰の治療だけしても痛みは改善しません。
また、痛み止めを飲んでも「まったく痛みが引かない」「なんとなく痛みは引いてるのかな・・・」と感じる程度で一向に治っていきません。
何が原因で痛みを起こしているのかを、正確に見極め、適切な施術を行う事が早期改善に重要な所です。
歩くと腰が痛い人のセルフチェック|あなたの腰痛タイプは?

ここでは、歩くと痛む症状に多い間欠性跛行についてお話ししたいと思います。
間欠跛行(かんけつはこう)とは、歩き始めは症状がなく、しばらく歩き続けると足に痛みやしびれ、脱力感などが現れ、少し休むと、また歩けるようになる症状です。
間欠性跛行には、「神経性間欠性跛行」と「血管性間欠性跛行」の2種類あり、間欠性跛行を起こす代表的な疾患としては脊柱管狭窄症(神経性)と末梢動脈疾患(血管性)があります。
間欠性跛行の原因として、脊柱管狭窄症による神経性間欠性跛行のほうが圧倒的に多いとされています。
脊柱管狭窄症は、背骨の中心に位置する神経の通り道である脊柱管が狭窄(きょうさく=狭くなる)することにより神経が圧迫される疾患で進行すると間欠性跛行を起こします。
末梢動脈疾患は、動脈硬化によって足の血管が狭くなったり詰まったりすることで、筋肉に必要な酸素や栄養が届かなくなる疾患で、進行すると間欠性跛行を起こします。
ここで大事な事は、神経性間欠性跛行と血管性間欠性跛行の大きな症状の違いは、姿勢による痛みの変化があるかどうかです。
- 神経性間欠性跛行の場合、スーパーマーケットにあるカートを押すことや、自転車に乗ること、前かがみで休憩する事で症状が楽になります。
- 血管性間欠性跛行の場合、カートを押しても、自転車に乗っても症状は楽になりません。休憩時の前かがみの姿勢ではなく、立った状態で休憩すれば症状が和らぎます。
歩行時の痛みでお悩みの方は参考にしてみて下さい。
また、末梢動脈疾患(血管性)は、痛みは筋肉にでますが、これは筋肉の部分的な血流障害では無く、栄養や酸素供給のもととなる動脈が原因であるため循環器科や心臓血管外科の受診が必要です。
歩くと腰が痛い時の治し方|原因に合わせたストレッチと対処法
歩くと腰付近、足の痛み、しびれが出てくる場合、腰部脊柱管狭窄症による間欠性跛行の可能性があります。
「歩き始めは良いが、だんだん足に痛み・しびれが出てくるが、前かがみで休んでいると楽になる」症状です。
歩行中は腰椎が自然と後方に反る姿勢(前弯)になる事で痛みやしびれを起こします。
歩行の際、大股歩きで歩くと、より腰が反った状態となりますので、症状が強く出やすいです。いつもより少し小股で歩く方が、少しでも長く歩くための有効な手段となります。
ただ、あくまで対処法ですので限界があります。やはり適切な施術は症状の改善には重要です。
効果的なストレッチと運動については、姿勢保持や歩行に不可欠な「抗重力筋」である脊柱起立筋のストレッチと腸腰筋の強化運動をお伝えします。
脊柱起立筋のストレッチ
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)は、背骨の両側に沿って骨盤から頭部まで走行する、腸肋筋・最長筋・棘筋の3つからなる長い筋肉群の総称です。
役割としては、主に立っている姿勢や座っている姿勢の維持で、上体を後ろに反らす時に使う筋肉です。
睡眠時以外は常に働いている体幹の安定に重要な筋肉です。

脊柱起立筋のストレッチ
- 椅子に座ります。背もたれがある場合は、寄りかからず椅子に浅く座ります。
- 肩幅に足を開き、頭の後ろで両手を組みます。
- 右の肘を左膝の方向に息を吐きながら、ゆっくりと斜め前に倒していきます。
- 元に戻し、今度は左肘を右膝方向に息を吐きながら、ゆっくりと斜め前に倒していきます。
- 左右20秒間伸ばして、3セット程行って下さい。
※ポイントは、お尻をうかないように、倒している方向とは反対の筋肉が伸びている事を感じながら行って下さい。
腸腰筋を強化する足踏み運動
腸腰筋は、腰から脚の付け根に位置する大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの筋肉の総称です。
身体の深い場所に位置していて、役割としては、歩いている時の股関節の曲げ伸ばしや体幹の安定などに重要な筋肉でインナーマッスル(深層筋)です。

腸腰筋を強化する足踏み運動
- 椅子に座ります。背もたれがある場合は、寄りかからず椅子に浅く座ります。
- お腹に力を入れながら膝を上げます。
- 上げた足は、ゆっくりとおろして交互に同じ動作を行います。
- リズミカルに、左右交互に30回〜50回行います。(無理のない回数で行って下さい)
※ポイントは、太ももを持ち上げる際、上半身が後ろに倒れてしまわないよう、お腹に力を入れ、体幹を真っ直ぐに保ちながら行って下さい。
歩くと腰が痛い原因となる疾患|椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など
歩くと痛む疾患として、脊柱管狭窄症や末梢動脈疾患などがあります。
末梢動脈疾患は、先ほどお話いたしました通り、手技療法の範疇ではなく循環器科や心臓血管外科の受診が必要です。
脊柱管狭窄症による間欠性跛行などの症状は、当院で改善可能です。
脊柱管狭窄症には、
- 神経根型(脊髄神経から枝分かれした神経の部分で圧迫を受けているタイプ)
- 馬尾型(脊髄神経そのものが圧迫を受けているタイプ)
- 混合型(中央も出口も狭くなっている、混在タイプ)
の3タイプがあります。
そして、狭窄する部位によって症状の出方が異なります。
神経根型

- 右側と左側どちらかの太ももの裏の痛みやしびれがある。
- 右側と左側どちらかの臀部(お尻)の痛みやしびれがある。
- 膝から下の外側の痛みやしびれがある。
- ふくらはぎやすねがつる。
- 体を後ろに反らすと痛みやしびれが強くなる。
馬尾型

- 足の裏やふくらはぎから下の痛みやしびれがある。
- 両足に力が入りづらい。
- 歩くと足の痺れがひどくなり、前かがみの姿勢や座ると歩けるようになる(間欠性跛行)
- 砂利を踏んでいるような、足の裏に違和感。 (足底の異常感覚)
- 会陰部のしびれ・陰茎勃起
- 尿や便がいつもと比較して出にくい。頻繁に尿失禁する。便が無意識に漏れるなど(膀胱直腸障害)
混合型

- 神経根型と馬尾型を合わせた症状
この腰部脊柱管狭窄症には3つのタイプがあります。
膀胱直腸障害などの麻痺が表す症状がある場合、手術等をしなければ症状が改善しないケースが多く、手技療法の範疇ではありません。
しかし、麻痺ではなく「痛みやしびれを主訴とする症状」の場合は、狭窄による症状ではない可能性が高く、当院の手技療法で多くの方にお役に立ってきております。
画像診断では、ひどく通り道が狭くなっているにも関わらず無症状の方もいらっしゃり、狭窄の程度が症状と一致しないことも多くあります。
また、画像検査の研究では、坐骨神経痛や腰痛がまったくない人でも、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアが多く見つかることが報告されています。
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどは、年を重ねれば誰にでもあるもので、このような構造的な異常は、腰痛とは関係がない場合がほとんどで他に原因があります。
重要な事は、画像所見によるタイプ分類だけでなく、どのような症状で悩まれているのかに注目することが重要だと考えます。
当院に一番はじめにご相談ください
腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎の脊柱管(脊髄が通る管)が狭くなることで、脊髄や神経根が圧迫され、痛みやしびれ、筋力低下などの症状を引き起こす疾患です。
骨の変形や靭帯の骨化などが原因となり、加齢に伴い、少しずつ狭窄が進み、中高年になると症状が出始めます。
生まれつきこうした要因を持っている人もいます。
しかし、腰痛、足の痛み・しびれが全くない方の画像検査(レントゲン、CT、MRI)を撮ると多くの人に脊柱管が狭窄していたり、椎間板ヘルニアなどがあると言われています。
画像検査で、
「脊柱管が狭窄していて腰痛や足に痛み・しびれが出る人」
「脊柱管が狭窄していて全く症状が出ない人」
なぜこの違いが起こるのでしょう。
これこそが、当院で「脊柱管狭窄症と診断を受けても改善する可能性がある」といえる根拠です。
手技療法で脊柱管を広げたり、狭窄部を無くすことはできません。
しかし、実際に当院が行う手技療法で症状が改善され方が多くいらっしゃいます。
当院が脊柱管狭窄症による症状の改善に重要視している事は、以前、「腰部脊柱管狭窄症でやってはいけないことは?症状・原因・ストレッチも解説」こちらのブログに書きましたが、姿勢筋群の筋肉・筋膜の過緊張へのアプローチの重要性を書いています。
ここでもう一つ脊柱管狭窄症の症状改善に重要なアプローチについて書きたいと思います。
それは「硬膜外圧を下げる」という事です。
硬膜外圧(こうまくがいあつ)とは、脊柱管を覆う硬膜と背骨の間の空間(硬膜外腔)にかかる圧力のことです。
硬膜外圧が高まると脊柱管がさらに挟まり、脊髄への圧迫刺激が高まり痛みやしびれなどの症状を起こします。
硬膜外圧を高める要因は主に4つあります。
- 腰が反った姿勢
- 大腰筋の過緊張
- 脊柱起立筋の過緊張
- 自律神経の乱れ
腰が反った姿勢
硬膜外圧が一番高くなる姿勢が「立った姿勢で腰を反らす」姿勢です。
腰部脊柱管狭窄症の方が、腰を反らすと足の痛み・しびれが強くなるのは硬膜外圧が上がるためで、腰を丸めると楽になるというのは硬膜外圧が下がるためです。
2番目に硬膜外圧が高くなる姿勢は、「うつ伏せで腰を反った姿勢」です。
ベッドの上で、うつ伏せになりスマホや本を読む姿勢になります。
腰部脊柱管狭窄症の代表的な症状である間欠性跛行は、「歩き始めは良いが、だんだん足に痛み・しびれが出てくるが、前かがみで休んでいると楽になる」
この症状も、歩行中は腰椎が自然と後方に反る姿勢(前弯)になりますので、硬膜外圧が高まるため、痛みやしびれを起こします。
前かがみで休んでいると硬膜外圧が下がるため、痛みやしびれが楽になってきます。
大股歩きは、より腰が反った状態となりますので、硬膜外圧を高めます。少し小股で歩く方が、硬膜外圧が下がる為、症状が軽減します。
大腰筋の過緊張

抗重力筋の所で出てきました大腰筋の過緊張も硬膜外圧を高めます。
大腰筋が過緊張すると腰椎を前方に強く引き寄せ、過度な前弯(反り腰)を引き起こします。
腰椎前弯が強くなると硬膜外圧が高まるため腰部脊柱管狭窄症の症状が出やすくなります。
また、交感神経幹は大腰筋の近傍(特に内側〜前内側)に位置しており、大腰筋と自律神経は相互に影響し合います。
脊柱起立筋の過緊張

こちらも抗重力筋の一つで脊柱起立筋の過緊張は硬膜外圧を高めます。
脊柱起立筋が過緊張を起こすと反り返るような姿勢になるため、腰椎は前弯方向に圧力が加わり、硬膜外圧が上昇します。
さらに、反り返った姿勢だと後ろに倒れてしまうためバランスをとろうとしてスウェイバック姿勢になります。
スウェイバック姿勢とは、骨盤が前に突き出し、上半身が後方へ傾く姿勢であり、反り腰に猫背を合わせたように見える姿勢です。
よく反り腰に間違えられますが、実際には、反り腰とは骨盤の位置が違います。
腰部脊柱管狭窄症の方は、このスウェイバック姿勢が多く、硬膜外圧を高めて腰部脊柱管狭窄症の症状を引き起こします。
脊柱起立筋は自律神経の中枢が集まる脊髄のすぐそばを走行しているため、この筋肉も自律神経と相互に影響し合います。

自律神経の乱れ
人は年を重ねるごとに、体の調整役である自律神経(交感神経と副交感神経)が少しずつバランスを崩しやすくなります。
40歳前後から交感神経の興奮が増え、副交感神経が弱くなる傾向が見られます。
特に高齢者になるにつれて自律神経のバランスが交感神経優位になってきます。
これは、血管や心臓の調整機能が少しずつ衰えることで起きる自然な老化現象です。
交感神経優位の状態が続くと背中側にある脊柱起立筋が過緊張を起こし、反り返るような姿勢になるため、腰椎は前弯方向に圧力が加わり、硬膜外圧が上昇します。また、大腰筋も交感神経優位の影響で、過緊張を起こし、腰椎を前方に強く引き寄せ、過度な前弯(反り腰)を引き起こし硬膜外圧が上昇します。
画像検査(レントゲン、CT、MRI)で
「脊柱管が狭窄していて腰痛や足に痛み・しびれが出る人」
「脊柱管が狭窄していて全く症状が出ない人」
この違いは、自律神経の乱れが大きく関係してきます。
自律神経の機能は年齢と共に低下しても、自律神経の働きを整える事は可能です。
年齢は関係ありません。
また、腰痛、足の痛み・しびれを長期間患っていると、「脳の可塑性」により、その状態を脳が記憶し症状が出ている場合もありますので、その場合「脳の可塑性」に対する特殊な整体法を同時に行っていく事により、改善率が上がります。
脳の可塑性を利用した適切な施術により自律神経のバランスを整えることも可能なのです。
脳の可塑性については、「腰痛が治らない本当の原因とは?マッサージで改善しない理由を解説」こちらのブログにも書いてあります。
当院では海外の最新の機能神経学などを取り入れ施術を行っています。
機能神経学は、まだ一般的に日本ではあまり知られていない分野かもしれませんが、「脳と神経の機能回復に着目する」という考え方は、私たちの体と心の健康に重要な新しいアプローチです。

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