こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、悪い姿勢を根本改善する施術を行っています。
デスクワークやスマホの長時間利用で、猫背、巻き肩、反り腰、ストレートネックなどの姿勢不良に悩む方が増えています。
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただいております。
悪い姿勢は見た目だけでなく、肩こりや腰痛、頭痛、自律神経の乱れといった不調を引き起こす原因にもなります。
では、こうした姿勢は整体で本当に改善できるのでしょうか?
今回は、整体による姿勢矯正・姿勢改善の効果、施術内容や通院の目安、自宅でできるセルフケアまで解説します。
姿勢を整えて不調から解放されたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ姿勢改善が必要なのか?
なぜ姿勢改善が必要なのかというと、巻き肩、猫背、ストレートネック、反り腰などの悪い姿勢を続けることによって、様々なお身体の不調の原因になる場合があるからです。
悪い姿勢が起こす主な症状は、腰痛、肩こり、首こり、頭痛、自律神経の乱れによる不調、そして気分の落ち込みなどメンタル面にも影響してきます。
それぞれ悪い姿勢の症状別でみてみると下記の通りです。
- 巻き肩で起こる症状
- 猫背で起こる症状
- ストレートネックで起こる症状
- 反り腰で起こる症状
巻き肩で起こる症状
巻き肩で起こる症状は、慢性的な首こりや肩こり、腰痛などがあります。
重症化してくると呼吸にも影響を与えます。
深い呼吸をするためには、肺を膨らませるため、胸を開くような柔軟性が必要です。
しかし、巻き肩になると胸を開きにくくなります。
結果として、深い呼吸がしにくくなる場合があります。
呼吸が浅い状態が続くということは、自律神経の乱れから頭痛、不眠など様々な不調につながっていきます。
猫背で起こる症状
猫背で起こる症状は、慢性的な首こりや肩こり、腰痛などがあります。
重症化してくると頭痛やめまい、不眠、シビレなどの症状も現れます。
これは、猫背になることで、自律神経が乱れ、副交感神経の働きが悪くなり起こってきます。
ストレートネックで起こる症状
ストレートネックで起こる症状は、慢性的な首こりや肩こり、腰痛などがあります。
重症化してくると頭痛やめまい、不眠、シビレなどの症状も現れます。
これは、ストレートネックが原因ではなく、自律神経が乱れることで副交感神経の働きが悪くなり起こってきます。
反り腰で起こる症状
反り腰で起こる症状は、腰痛、首肩のこり、頭痛、股関節や膝の痛みなどがあります。
また、反り腰の姿勢を維持するために、腰部の脊柱起立筋という背中側の筋肉が常に緊張状態になり、息を十分に吐き切れない状態になります。
そうなると呼吸が浅くなり、自律神経の乱れによる不調に繋がりやすくなります。
上記のような悪い姿勢が、単一的または複合的に作用することで、様々な不調に繋がってしまいます。
また、悪い姿勢は見た目の印象にも影響します。
ご年配の方で、背筋が伸びていると若く見られるものですが、反対に、若くても背筋が曲がっていると、年齢以上に老けて見られてしまったり、自信が無いようにも見えてしまうことも多いのではないのでしょうか。
悪い姿勢を改善していつまでも若々しく元気な印象を持たれるということは、心身ともに健康でいられることに繋がると考えます。
整体で姿勢矯正・改善は本当にできる?
悪い姿勢を改善していくには、筋力や筋肉、骨格の矯正だけの問題ではなく、幸せホルモンと言われているセロトニンの分泌が大きく関わってきます。
セロトニンの分泌が減ると抗重力筋(重力に逆らって姿勢を保つために働く筋肉)の緊張が弱まるので、綺麗な姿勢を保つことが難しくなるからです。
これは、巻き肩、猫背、ストレートネック、反り腰の改善にも重要な一つです。
このセロトニンがきちんと分泌され効果的に働くためには、自律神経を整えることが大切で、なかでも睡眠の質の向上は、自律神経を安定させる重要な要素になります。
以前、巻き肩の改善についてのブログで書いていますが、当院で行う自律神経の乱れを整える施術内容とアプローチについて、大きく分けた効果的な4つの方法をお伝えします。
この4つの方法に加え、当院独自の姿勢矯正や生活習慣の改善などを取り入れ悪い姿勢を改善させていきます。
- 首の筋肉へのアプローチ
- 背中の筋肉へのアプローチ
- 仙骨へのアプローチ
- 深呼吸
首の筋肉へのアプローチ
首は、脳と全身とをつなぐとても大切な部位で、背骨、気道、食道、脳に栄養を送る太い血管、自律神経を含む神経系などが収まって通っています。
また、首には、たくさんの筋肉があり、頸椎(けいつい)を複雑に包み込んでいます。
肩や背中の筋肉の一部が首と連携し頭部を支え、頭を左右に動かす、首を回す、首を曲げるなどの複雑な動きを可能にしています。
その首の筋肉の間に神経が入り組んでいますので、首の筋肉が異常にこってしまうと、周辺の神経や血管を圧迫し、自律神経が乱れ、副交感神経の働きが低下し、睡眠の質の低下につながります。
背中の筋肉へのアプローチ
背中の筋肉と自律神経は関係性があります。
背中の筋肉が張ると肋骨が可動しにくくなり、それに伴って胸郭が広がりにくくなるため、呼吸しても肺が膨らみにくく、息が深く吸えなくなってしまいます。
また、猫背などの悪い姿勢は、胸を開きにくくなるため、より深い呼吸がしにくくなります。
自律神経は呼吸によってコントロールされているため、浅い呼吸だと自律神経が失調してしまい交感神経優位となって心身の緊張が起こり、睡眠の質を低下させることになります。
また、交感神経優位だと背中に痛みやコリが出ることもあり、両側の肩甲骨、肩甲骨内側、背骨の周りに起こりやすいです。
仙骨へのアプローチ
仙骨とは骨盤中央にある手の平ほどのサイズの骨で、自律神経の1つである副交感神経(リラックスしている時の神経)の束が下腹部に向かって伸びています。
その仙骨へアプローチしていくことで、副交感神経優位の状態となり、深い睡眠へと導きます。
深呼吸
自律神経が交感神経優位の状態だと、呼吸がしにくい状態、呼吸が浅い状態になります。
深呼吸をしてみると、肋骨がふくらんだり縮んだりするのがわかると思いますが、深呼吸することで、自然と胸と背中の筋肉に柔軟運動をさせています。
逆に、呼吸が浅い方は、肋骨の動きが小さく背中が硬くなり、神経も過敏になっていきます。
また、日頃から心身の緊張が強い方で、力が入ったまま寝ている人なども多く、交感神経優位の状態で眠りの浅い方が多いです。
当院で行っている呼吸法は、数多くの症例、実績から考え出された当院独自の呼吸法で、施術と並行して、継続して行っていくことにより大きな効果を発揮する呼吸法です。
また、姿勢の改善には腹圧を高める呼吸法も取り入れていきます。
整体による姿勢改善の具体的な効果
「姿勢が悪い」というのは多くの現代人が悩んでいるうちの一つであると思いますが、姿勢が悪いことで、腰痛、肩こり、首こり、頭痛、自律神経の乱れによる不調、気分の落ち込みなどメンタル面にも影響してきます。
また、第一印象が悪くなることがあったり、下半身太りなど見た目にも影響することもあります。
当院では、悪い姿勢を改善していくために、筋力・筋肉や姿勢矯正だけの問題ではなく、猫背や巻き肩、ストレートネック、反り腰などの治療と同様に、脳の「悪い姿勢が自然な姿勢である」とあやまった認識を修正することが重要な一つだと考えています。
理由は、姿勢というのは「筋肉が支えている」ように見えていますが、実は「脳がどう感じているか」で決まっているからです。
つまり、無意識的に、脳が悪い姿勢を楽で普通だと覚えてしまっている状態では、筋肉を鍛えても、マッサージしても、すぐに戻ってしまいます。
当院では、この脳の誤った認識を修正し、適切な施術を継続して行っていくことで、高い実績を上げてきています。
また、悪い姿勢が習慣化すると、自然と呼吸が浅くなり、思考もネガティブになりがちになります。
人は姿勢を良くすると、悪い姿勢よりもストレス耐性が上がりますので、悪い姿勢を改善することは、日々、元気に健康的に過ごして頂けることに繋がります。
整体での施術内容と通院ペースの目安
先ほど当院が行う、姿勢改善していくための施術内容の一部をお伝えしておりますので、通院ペースの目安についてお話ししたいと思います。
通院ペースの目安は、姿勢改善に限ったことではありませんが、その問題の程度、期間、過去の損傷、現在の環境、個人の体質などから、改善までの期間も症状の度合いや通院できる回数などによって変わってきます。
例えば、単純なぎっくり腰や寝違えなどの急性の症状は1回の施術で仕事に復帰できる方もおられますし、2~3日から長くても1週間で一応の症状解消がみられるケースが多いです。
姿勢改善の場合は、自律神経の乱れが大きく関わっている場合など状態にもよりますが、6か月程度で改善が可能です。
1年以上みていただくこともあります。
3か月程度で一応の改善がみられる方もいらっしゃいます。
姿勢改善には、1~2回診させていただければある程度予想はつくことが多いです。
当院では、お一人お一人のお身体の状態に合わせて、「施術初期」「回復期」「メンテナンス期」の3つの時期に分けて施術を行っています。
治療と並行して、日常生活での姿勢改善や自宅でのエクササイズなどを継続することで、より効果的に悪い姿勢を改善することができます。
姿勢改善を持続させるためのセルフケア
日常生活での、正しい座り方と立ち姿勢についてお伝えしたいと思います。
『正しい座り方と立ち姿勢を維持する』
座るときは背筋を伸ばし、立つ時は少し腹筋に力を入れます。
座り方
- 椅子に深く腰かけ、坐骨を座面に当てる。
- あごを引き背筋を伸ばす。
- 足底全体を床につける。
- 膝は90度の角度を保つ。
立ち方
- 両足を肩幅より少し狭く開く。
- 体重を両足に均等にかける意識を持つ。
- 胸を張るのではなく「お腹を軽くへこませる」意識を持ち「みぞおちを上に引き上げる」感覚で背筋を伸ばす。
- あごを軽く引く。
座り方は、デスクワーク時など、立ち方は、信号や電車を待つ間など、日常生活で取り入れてみてください。
ポイントは、まずは1日1分正しい姿勢を意識することを繰り返してください。
初めから正しい姿勢を長時間保つことは難しいので、徐々に時間を伸ばしながら習慣化することがおすすめです。
当院に一番はじめにご相談ください
これまで、脳の「悪い姿勢が自然な姿勢である」とあやまった認識を修正することが、姿勢改善に重要な一つとお話してきております。
例えば、日々の悪い癖で、デスクワークやスマートフォンの使用などで背中をまるめて頭を前に出した姿勢が続くと、その悪い姿勢を脳内でパターン化されて脳に記憶されます。
それが更に記憶され進行する…を繰り返すことでデスクワークやスマートフォンを使用する悪い姿勢が固定化されていきます。
そうなっていくことで、姿勢が常態化され、姿勢が悪い状態を脳が覚えてしまいます。
こうなると、一瞬姿勢を正しても、すぐに元通りになってしまうという状態になってしまいます。
輪ゴムで丸めておいたポスターはまっすぐに伸ばしてもすぐにクルっと元に戻ってしまうように、悪い姿勢でいるのが普通と、脳が覚えてしまえば、姿勢を正すと違和感を感じ疲れてしまいます。
様々な、お身体の不調や新たな不調が出てくる前に、正しい姿勢パターンを覚え直す仕組みと法則を知り、適切な施術を行っていく事で、見た目も若々しく、健康的に過ごしていただこくことが可能です。
遠回りせず一番初めに当院にご相談ください。

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