こんにちは、田中 宏樹です。
千葉県我孫子市のあびこ南口整体院 我孫子腰痛センターで、肩こりによる自律神経の乱れを根本改善する施術を行っています。
こんな症状でお困りではありませんか?
- 肩こりがひどい
- 頭痛や吐き気、手のしびれがある
- 慢性的な疲労感、倦怠感
- 不眠
- 食欲不振
もしかすると、それは、肩こりによる自律神経の乱れが原因かもしれません。
当院にも、我孫子や柏から、そのようなお悩みをお持ちの方に多くお越しいただきます。
今回は、肩こりを解消して自律神経の乱れを整える方法についてお話させていただきます。
肩こりによる自律神経の乱れの症状や原因、整体・カイロプラクティックによる効果的なアプローチについてもお伝えしますので、ぜひお役立てください。
肩こりによる自律神経の乱れの症状
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられます。
交感神経は、心拍数を上げ血管を収縮させるなど、昼間や活動しているときに活発になります。
副交感神経は、心拍数を下げ血管を拡張させるなど、夜間やリラックスしているときに活発になります。
リラックスして副交感神経が活発になると、血管が拡張して血行が良くなるのですが、反対にストレスなどで交感神経が働きすぎると、体が緊張した状態になり血管が収縮し、血行が悪くなり、肩こりが起こります。
そして、肩こりが起こることで、交感神経の働きが高まるので、お互いに悪影響を及ぼし合い、悪循環を起こしています。
このような肩こりが長期的に続き悪くなると、頭痛、吐き気、手のしびれ、夜も眠れないなどの症状が出てくる場合があります。
肩こりの原因
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
肩こりに関与する筋肉が異常に緊張してしまうことにより、自律神経系の働きに異常が起こる(交感神経と副交感神経のバランスが崩れる)ことによって様々な症状が引き起こされます。
肩こりの原因として、下記の4つがあります。
- 筋肉疲労
- 眼精疲労
- ストレス
- 睡眠不足
筋肉疲労
仕事でパソコンを見る時に、顎を出し前かがみになっていたり、スマートフォンを見る時に、猫背になり、首を曲げて利用することが多いなど、長時間同じ悪い姿勢で過ごすと、肩の筋肉が血行不良を起こします。
すると、血液中に疲労物質や老廃物が少しずつ蓄積され、筋肉疲労による肩こりを感じるようになります。
筋肉疲労による肩こりの場合、その多くは、両肩に症状が現われるのが特徴です。
眼精疲労
自律神経系の働きが乱れると、ピントを合わせる毛様体筋に影響し、緊張が強まりピントの調整機能が低下します。
毛様体筋は副交感神経が関わり、リラックスしていることがピントをうまく合わせることにつながります。
自律神経が乱れた状態で、パソコンやスマートフォンを見ていると、目の疲労感や画面が見えにくいといった不快感が脳へ伝わり、ストレス反応を起こします。
そのストレスが肩周りの筋肉を硬くこわばらせてしまい、肩こりが起こります。
眼精疲労は、首こりや背中のこりにつながる場合もあります。
ストレス
長時間の労働や過労、職場環境や人間関係などの軋轢(あつれき)や負荷、育児などが心理的なストレスとなり、肩こりが起こります。
日頃のストレスにより、自律神経の交感神経が優位にたつと、血管が収縮し血流が悪化し、筋肉を固く収縮させるため、無意識の内に首や肩にも力が入ります。
その結果、疲労物質や老廃物が蓄積され肩こりを感じるようになります。
普段、仕事中に長時間同じ姿勢や悪い姿勢を続けないように心がけたり、目を酷使しないように気をつけているのに、どうしても肩がこってしまう。
このようなお悩みがある方は、ストレスが原因となり肩こりが起こっている可能性が高いです。
睡眠不足
睡眠をとるということは、普段のストレスや疲労を受けた、脳や身体を回復させるための時間です。
睡眠の質が悪いと、日頃のストレスや疲労が回復できず、朝起きても疲れが取れないといった疲労感などが翌日にも残ってしまいます。
このような状態が続いてしまうと、自然治癒ができず、やがて「心の病気」などにつながることがあります。
肩こりを解消して自律神経の乱れを整える方法
肩こりを解消して自律神経の乱れを整える方法として、当院が大切に考えていることのひとつは深呼吸です。
肩こりに関係する筋肉はいろいろあり、僧帽筋、頭半棘筋、頚板状筋、肩甲挙筋、棘上筋、小菱形筋、大菱形筋などが挙げられますが、その中でも首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
僧帽筋は肩をすくめる動きに作用する筋肉です。
普段仕事で、ストレスを感じ体が緊張し、無意識に肩がすくんでしまっていると肩周辺の血行が悪くなり、肩こりを起こします。
デスクワーク中でも同じで、パソコンを見てキーボードを打ちながら、体に力が入り、肩がすくんでいると、血液中に疲労物質や老廃物が少しずつ蓄積され肩こりが起こります。
肩こりが起こると ⇒ ストレスを感じ ⇒ 呼吸が浅くなり自律神経が乱れる ⇒ 肩こりが起こってしまう。
このループになってしまいます。
呼吸が浅いと体に十分な酸素を取り組むことができず、血液中の酸素濃度が低下し、筋肉は血行不良の状態になります。
そうなると、筋肉がうまく血液を流すことができず血流が悪くなって肩こりの原因になります。
深呼吸を日頃から気にして行うようにしておくと、血流を良くし筋肉が動きやすい状態になります。
そうすると肩こりの原因を作る疲労物質の排出が円滑に行われ、自律神経も安定します。
整体・カイロプラクティックによる効果的なアプローチ
肩こりを解消して自律神経の乱れを整えるには、「睡眠の質の向上」「深呼吸」「肩甲骨の動き」の3つに対してアプローチすると効果的です。
睡眠の質の向上
自律神経のバランスが乱れると、睡眠の質が低下します。
睡眠の質の低下は、自然治癒力の低下につながり身体の回復力が悪くなります。
睡眠状態に異常をきたす疾患としては、睡眠障害があげられます。
睡眠障害は大きく分けて、
- 入眠障害(寝つきが悪い状態)
- 中途覚醒(夜中に何度も目が覚める状態)
- 熟眠障害(眠りが浅くぐっすり眠れない)
- 早期覚醒(早朝に目が覚めてその後眠れない)
の4タイプに分けられます。
自律神経のバランスを整えるために、良質な睡眠をとることはとても大切です。
睡眠不足が続いていたり、睡眠の質が悪かったりすると、人は痛みを過度に感じやすくなり、こりや痛みに対して過敏になります。
当院が行っている睡眠の質を上げる施術は、施術を受けた当日の夜から「ぐっすり眠れた」と言われる方がほとんどです。
深呼吸
呼吸する時の大切な筋肉に横隔膜があります。
横隔膜は腰椎から肋骨についている筋肉で、息を吸うときに収縮することで横隔膜を下に下げる機能があります。
この横隔膜を下げることにより、肺を拡張させて空気を吸い込んでいます。
体が前かがみの姿勢になっていると、肋骨が動かないため、肋骨に付着している横隔膜も動きにくくなり、より前傾姿勢になりやすくなります。
前傾姿勢は、肩に負担がくるだけでなく首や腰にも大きな負担になります。
そこで、正しい姿勢づくりにおすすめしたいのが、深呼吸です。
しっかりと体を起こした状態で、胸が広がるように、ゆっくり深呼吸をすると首筋から背筋がまっすぐ伸びます。
姿勢を正そうと意識するより深呼吸を正しく行う方が、自然ときれいな姿勢になります。
肩甲骨の動き
こりや痛みというものは、単純に筋肉や関節に問題があるというだけでなく、自律神経の乱れが原因で起こる場合でも、筋肉や関節の状態を良くすることはとても重要です。
肩甲骨周囲の筋肉が固くなり動きが悪い状態になると、肩こりが起こるだけでなく、姿勢が前傾姿勢の猫背気味となり肺が広がりにくい状態になります。
肺が広がらないと呼吸量が減少してしまうため、脳が酸欠気味になり、自律神経が乱れてしまいます。
そうすると、肩こりだけでなく、睡眠の質の低下などさまざまなお体の不調につながります。
当院に一番はじめにご相談ください
肩こりは、単に「筋肉が凝る」「関節の動きが悪い」から起こる場合もありますが、自律神経の乱れも重なって起こることは多いです。
これは、肩こりだけではなく、前のブログでもお伝えしておりますが、首こりや背中のこりでも同じことが言えます。
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自律神経の乱れからくる、肩こり、首こり、背中のこりなどの症状を適切な施術を受けず放置してしまうと、「不眠」「自律神経失調症」「うつ状態」「パニック症候群」「日常生活を送れないほどの重度の疲労感」などさまざまな重い症状が出てくる場合があります。
首、肩、背中のこりや痛みが強く、不安で病院で検査を受けてみても、「ストレートネックですね」「筋肉を緩めるお薬をだしておきますね」など、身体的な異常がこれといって見つからず、原因がわからないため、患者さんからすると余計に不安になってしまいます。
周囲の方に理解してもらえないことは、気分が落ち込んだりもして、余計に首や肩、背中の症状が悪化してしまうという悪循環に陥りがちです。
自律神経の乱れからくる、肩こりを克服するためには、症状を引き起こすきっかけとなっている、ストレスや悪い生活習慣や癖などに、まずご自身が気づいていただくことがとても大切ですので、施術の中でお伝えしていきます。
そして、自律神経の乱れを整える、適切な施術を受けながら、その要因を取り除く、もしくは上手にコントロールする方法を身につけ回復させていくことです。
肩こり、首こり、背中のこりなどつらい自覚症状があるのに、病院での検査結果はいつも異常なし。
そんな人は、自律神経の乱れを疑ってみてください。
自律神経の乱れから起こるさまざまな症状は、決して「考えすぎ」「気のせい」で起こるものでもなければ、「心の持ちよう」で回復していくものでもありません。
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